Archive for 2013年 10月

島根県で総務委員会行政視察

 

                   石見銀山遺跡とその文化的景観

 

 ご報告が遅れましたが、10月16日から18日まで2泊3日で島根県に行政視察に行ってまいりました。今回は所属の総務常任委員会による視察で、目的地は16日雲南市、17日大田市、18日安来市の予定でした。

 しかし台風の影響で、16日は羽田空港発出雲空港行きの飛行機が、午前中の2便が欠航となってしまいました。そのため出発は当初の予定より7時間近く遅れた午後の便になってしまい、雲南市での視察は残念ながら断念せざるを得ませんでした。しかし2日目からは天候も回復し、2市の視察は順調に行うことができ、大いに勉強になりました。以下、視察の報告をさせていただきます。

 

 

①大田市(おおだし) 世界遺産登録後のまちづくりについて

 

 大田市は人口3万8000人余り、平成の大合併で旧大田市と2町が合併して新「大田市」となった都市です。大田市には平成19年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産に登録された石見銀山があります。登録の前には機運が高まる中で、登録されることで多数の観光客が押し寄せ、交通渋滞や過度の観光開発によって、地域の住民の生活が大きな影響を受ける可能性がありました。以前から町並みの保存などで息の長い取り組みを続けてきた地元と協働で、町並みと生活を守る取り組みを開始しました。

 その核となる取り組みが、銀山周辺と町並み地区への観光客対象のマイカー規制です。駐車場を整備した上で、地元バス会社による路線を開設し、パークアンドライド方式での観光を展開しました。観光バスについては予約制で、各地区中心部のバス停近くの乗降場まで受け入れることとしました。

 

 しかしそれでも世界遺産に登録された平成19年は71万3000人以上、翌20年には81万3000人以上に膨れ上がった観光客の受け入れは、バスの増便による振動・騒音といった問題を引き起こしました。その対応のために思い切ってバス路線2系統の内、町並み地区から銀山坑道入り口に向かう路線を廃止し、パークアンドライドから「パークアンドウォーク」、つまり観光客に原則として長い距離でも歩いてもらう観光に切り替えました。観光地としては思い切った施策であり、観光客からの評価は分かれると思われますが、住民生活との調和した世界遺産としての価値を優先して踏み切りました。徒歩で坑道入り口の見学に向かうにはかなりの時間を必要とするため、貸自転車などが営業しています。

 

 その後観光客入込数は徐々に減少し、昨年度は43万人台となっています。課題としては落ち込んだ入込数を回復させるために、世界遺産としての価値の広報に努めるとともに、高齢者や身障者を対象に、環境と調和した交通手段を用意することで、電動バスの導入などを検討しています。観光客数を回復させるためには、観光客受け入れについての考え方を更に周知を図る、予約制などの制限のもとで一般観光客に対しても最低限の交通手段を用意するなどの対応が必要と思われます。

 

 ともあれ世界遺産登録ブームに乗っての観光優先ではなく、これまで歴史的景観を維持してきた住民生活との調和を優先し、そこに遺産としての価値を見出していくというあり方は、興味深いものがありました。短期的には観光客の減少という状況を招いていますが、ブームが去るのはあっという間であり、それにとらわれるとかえって長期的にはマイナスであると思います。長期的視点から世界遺産の価値を示していく大田市の姿勢は、大いに参考とするべきです。藤岡市でも「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産である高山社跡の今後の在り方について、その整備と保存のしっかりしたビジョンを持っていく必要があると感じました。

 

②安来市(安来市)「ふるさと寄附制度について」

                      政策企画部定住企画課の皆さん。辻谷課長が説明中。 

 

 安来市は古くから安来節で、最近はNHKの朝ドラマ「ゲゲゲの女房」の舞台のひとつとして有名な都市です。人口は4万1000人余り、平成の大合併では旧安来市と2町が合併し、新「安来市」となりました。

 今回視察したふるさと寄附制度は税制改正により、わが藤岡市を始め全国で導入されている制度です。藤岡市と安来市の制度の相違点は、寄付者に対して寄附特典を用意し、特産品を送っている点です。その取り組みとテレビ放映に伴う市の知名度向上、更にインターネット決済などの利便性向上などにより、寄付受入総額は順調に増加して昨年度は920万円となり、今年度は2440万円以上を見込んでいます。藤岡市の24年度の総額は307万円ですので、安来市のそれは約3倍ということになります。

 

 ふるさと寄附は2000円を超える分は所得税と住民税の控除対象となるのは全国共通ですが、安来市の制度では1万円以上の寄付をすると、5000円相当の特産品が寄附特典として贈られます。特産品はリストの中から寄付者が自由に選ぶことができるため、人気を博しているようです。寄付者のうち約30%はリピーターだということです。

 

 1万円の寄付に対して5000円のお返しをしているわけですので、その購入経費は当然のことながら寄附受入額の半額近くに上ります。しかしそれでも差し引きして残る金額は、藤岡市の受け入れ総額を大きく超えています。その上、特産品の購入先は市内の団体や商工業者ですから、それはそのまま産業振興につながります。特典として受け取った寄附者が、直接購入する場合もあるでしょう。一石二鳥以上の効果が期待できるわけです。このように投資を行い、顧客に価値を提供することで利益を生むという経済的側面から言えば、安来市のふるさと寄附制度は優れていると言えます。

 

 振り返って藤岡市は今のところふるさと寄附制度による寄附者に対して、特典を提供することはしないとしています。寄附というのは本来見返りを求めるものではありませんので、一つの考え方ではあります。どちらを選択するかは、市政に関わる者の選択であり、最終的には有権者である市民の選択ということになるのでしょう。

 個人的には市民の利益になるのであれば、特典制度の導入を検討してもよいと考えます。しかしその前提条件の一つとして、安来市のように魅力的な特典を用意できるかどうか、客観的にしっかりと検討する必要があると思います。

 

地区スポーツフェスティバル

 さわやかな秋晴れの体育の日、わが藤岡地区でもスポーツフェスティバルが開催されました。

 私は例年通り体育協会の一員として競技役員と、地元の芦田町青壮年会のメンバーとしての参加。気持ちのいい芝生の上で、走り回った一日でした。

玉村町議会議員選挙公示

お隣の玉村町議会議員選挙が告示され、公明党公認候補である石内くにお応援に行ってまいりました。選挙事務所開きでは司会を務めさせていただきましたが、多数の党員・支持者・地域の皆様にお集まりいただきました。石内くにお候補の2期目への挑戦へ、最高の出発をすることができました。

岡本三成衆議院議員も応援に駆け付けてくれました。頼りになる県本部顧問です。

さあ、あと5日間頑張るぞ!!と意気込んだのですが、定数16に対し立候補者が同数の16人に留まったため、即日無投票当選が決定いたしました。これまで石内支援を広げていただき、準備に取り組んでいただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

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藤岡市 窪田行隆
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