午前中は大槌保育園で活動し昼は車中でコンビニのお弁当を皆で食べ、午後から大槌町役場西隣りにある大槌小学校(写真)に移動しました。
大槌小学校の1階ロビーで行方不明者の捜索活動で自衛隊の皆さんなどが拾い集めてくれた写真や貴重品類の仕分け作業を明治学院大学の学生ボランティアの皆さんと一緒に行いました。
1枚1枚の写真には、友達と笑顔で写っている中学生や赤ちゃんを抱き優しく微笑んでいる女性・お祭りで揃いの法被を着て撮った記念写真など大槌町の人々の普通の日常がどれも写しだされていて仕分けをしながら辛くなってきます。また、お財布や病院の診察券また通帳や年金手帳もありました。学生手帳もあり見ると昭和46年生まれと記載されていて大事に思い出としてとっておいたものでしょう。
1つ1つの品が無事に持ち主のもとに帰ってくれることを祈りながらの作業でした。
この日は3月11日から100日目であり合同慰霊祭が行われていました。午後2時46分防災無線からサイレンの音が鳴り響き、自分たちも作業の手を止め皆で黙とうをしました。
最後に床の泥や砂を掃除し作業を終了しました。
帰りの車中から瓦礫と化したかつての自宅のあった場所で手を合わせる喪服を着た多くの人々を見ました。その光景は胸に刺さり涙が出ます。
市子連の支援活動はこの日1日だけでしたが機会あるごとに様々な支援活動を今後も行っていきたいと思います。