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バックナンバー 2012年 7月

5月の臨時会で、建設環境委員会の委員長を務めています。
今回の視察は、今月18日から20日、石川県小松市、新潟県柏崎市・長岡市を訪問しました。
小松市では、景観条例とこまつ町屋の保全の取り組みを視察。80年あまり前の2度の大火から復興した、昭和初期の町屋が数多く残る景観を保全しようという取り組みで、実際に訪ねた町屋の風情や暮らしに感動しました。歴史あるまち府中で、府中らしい将来に残したい町並み・復元したい町並みは・・・と考えさせられました。
柏崎市では、新潟中越沖地震の大被害からの復旧・復興と、防災への取り組みを学びました。2度にわたる地震、豪雪・豪雨とたび重なる自然災害に見舞われた柏崎。被災地・被災者となった柏崎のなまの声を伺い、避難所・備蓄・要援護者支援・防災行政無線など課題解決への多くの示唆をいただきました。市役所から見える場所に国内最大級の刈羽原発を抱えるまちとして、防災対策は大きな課題だと感じました。
長岡市では、エネルギー政策として、生ごみの再利用によるバイオガス化とガス発電をPFI事業として取り組んでいます。現在は、プラント(施設)の建設中ですが、担当者も府中で導入するなら何が役に立つかという視点でお話しをいただき、大変に有益でした。実際に稼働してから、必ず伺おうと思います。
今回の視察も、本当に実り多いものになりました。インターネットで居ながらにして多くのことを調べられる時代になりましたが、やはり現地視察には替えられません。また何よりも、担当者から事業への思いや、失敗談・苦労話、想定外のできごとなどを伺えることは、替えがたいものがあります。今後、今回の視察の成果を活かしていきたいと思います。

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府中市 奈良﨑久和
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