バックナンバー: 2012年 3月

 平成24年3月30~31日、区議会公明党政調会では、兵庫県姫路市の「ひめじ防災プラザ」と神戸市内の「人と防災未来センター」を視察しました。

 ひめじ防災プラザでは、姫路市の市長公室危機管理室の皆さんにご案内頂きました。地下一階は免震構造を採用。地上6階建てとなっており、各階に市民の防災意識を高める学習施設と消防防災・危機管理の機能を併せ持つ「中枢拠点施設」となっている。今回視察したのは、5階の災害対策本部対策室、災害対策本部会議室、4階の高機能消防指令センター、1階の「ひめじ防災プラザ」等となっている。

積層ゴム(16基)を使った免震システム

  平成14年4月に兵庫県が設置し、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構が運営を行う「人と防災未来センター」。木村副センター長を中心にご説明を頂きました。年間約50万人の来館者があり、内6割が高校生以下。今回視察したのは、西館の「震災追体験フロア」・「震災の記憶フロア」と東館「こころのシアター」。

人と防災未来センター

 防災意識の高い兵庫県内にある二つの施設を拝見し、過去の災害、特に大地震による災害から得られた教訓や失敗などから学び、今後の防災及び減災にどのように活かし、行動しているかを今回の視察で知ることができました。

平成24年3月23日、第1回定例会の最終日に発議者を代表して、「若者雇用をめぐるミスマッチ解消を求める意見書」の提案をしました。以下に、提案内容を紹介します。

◎二十七番(中道貴 君) ただいま上程されました第十八号発議案につきまして、発議者を代表し、案文の朗読をもちまして、趣旨の説明にかえさせていただきます。
    若者雇用をめぐるミスマッチ解消を求める意見書
 二〇
〇八年の金融危機以降、とりわけ若者の雇用は厳しい状況が続いています。加えて昨年の東日本大震災、昨今の超円高により、更なる悪化が懸念されます。
 日本は技術立国として知られていますが、少子高齢化の進展により担い手の育成は急務で、前途有望な若者たちに活躍の場がないことは、社会全体にとっても大きな損失です。
 さらに、長引く景気低迷は、若者の正社員への道を閉ざし、現役学生が安定を求めて大企業志向を強める一方、就職できなかった者は、職業能力向上の機会が著しく失われ、仕事の本質的な魅力に触れる機会も少なくなります。
 このような状況の中、若者雇用の非正規化が進む要因の一つとして、「情報のミスマッチ」が挙げられます。それは、多くの中小企業がハローワークを通じて求人する一方、学生側は就職支援サイトを多用しているというミスマッチです。また、中小企業の情報が乏しいために、それが学生の大企業志向を助長させ、雇用のミスマッチを生んでいるともいえます。
 よって、江戸川区議会は、政府に対し、若者の雇用をめぐるミスマッチ解消のため、下記の事項を迅速かつ適切に講じるよう強く求めます。
             記
一 ハローワークと就職支援サイトの連携強化で中小企業に関する情報提供体制の充実を図ること。
二 企業現場での実習(OJT)を行う「有期実習型訓練」を実施する中小企業に対する助成金制度を拡充すること。
三 ジョブカフェ強化型事業や「ドリームマッチ・プロジェクト」の継続、または同様の取り組みの拡充を図り、学生と中小企業の接点を強化すること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により、議長名をもちまして、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣あて意見書を提出するものであります。
 全会一致の御賛同をくださるようお願いいたしまして、趣旨の説明を終わらせていただきます。(拍手)

 平成24年3月22日、区立大杉小学校の卒業式に参加しました。式典はもとより、卒業生と在校生や保護者の皆さんの晴れの姿に感動しました。式典後、恒例の送迎イベントが運動場で始まりました。在校生の金管バンドが、練習の成果を発表。花のアーケードをくぐり、卒業を祝いました。

 ご卒業、おめでとうございます!