バックナンバー: 2008年 10月

 10月31日と11月1日の両日、松江三中の学芸発表会が開催。初日の午後、吹奏楽部の皆さんから、見事な演奏が披露されました。生徒の皆さんの日頃の練習が大いに発揮されたものと感じます。

 続く開会式は、校長先生の挨拶、実行委員会の皆さんの挨拶、呼び掛け及び内容の説明などがありました。私は、初めて参加しました。特に、生徒の皆さんが、全て自分たちで自主的に運営されている点に関心が持たれます。実行委員長さんの挨拶にも、各学年ごとの取組や、内容への意欲を感じさせていただきました。

 11月1日午前、いよいよ合唱です。初めての発表に緊張する1年生の皆さん。楽しみながら歌いこなす2年生。中学校最後の発表となる3年生は、素晴らしいハーモニーでした。瞳の輝きがひときわ違う歌声に感動しました。生徒の皆さん、ありがとうございました。舞台周りや会場の運営に携わった方々には、たいへんにご苦労様でした。

 10月26日、恒例の平成20年度江戸川区内 消防団合同点検が、篠崎の江戸川河川敷で開催されました。この日、小岩・江戸川・葛西各消防団から1152名の団員の参加と44台の車両が動員されました。この消防団点検は、消防団の災害活動への対応技術を確認するため、団員の士気の状況並びに災害活動技術等の練成状況について点検を実施するものです。

 各団とも、日頃の訓練を遺憾なく発揮され、見事な救助・救護活動と消火活動が展開されました。一斉放水に集約される団結の姿を心強く感じました。消防団員の皆様、いつも本当にありがとうございます。

 10月24日午後、認知症サポーター要請講座を区議会の議員研修会として開催されました。これは、私が熟年者支援特別委員会の席上、開催を提案したところ実現に至ったものです。私たち議員は、日頃から認知症の方のご家族や地域の方から相談を頂きます。そこで、認知症へのより確かな理解を深めるため、研修の場を設けることになりました。

 講師には、認知症グループホーム『あじさい』施設長の朽方ユミさん。また、ケアマネージャーや区職員の方の寸劇を交えた内容が、とても分かりやすく説明されました。実は今回で3回目の受講でしたが、その都度、認識を改め、理解を深めることができたと思います。

 10月21日、平成20年度第3回定例会の最終日、本会議が開催。平成20年度江戸川区一般会計補正予算案など(総額26億1千万円余り)、区長より提出された条例改正案14本の議案と決算の認定について質疑・採決の上、決定しました。

 また、報告の平成19年度江戸川区各会計歳入歳出決算についても認定。その他、請願・陳情・発議・閉会中継続審査等々が決定され、定例会を閉会しました。

 今定例会では、初めて決算特別委員会委員を務めさせて頂き、貴重な経験をさせて頂きました。区政全般について、歳入及び歳出の各事業内容を、きめ細かく審議しました。この結果は、21年度以降の事業にしっかり反映させて参りたいと思います。

 10月19日夜、公明党江戸川総支部主催による時局講演会を総合文化センター(大ホール)で開催しました。当日は、2000人近い参加者で会場は、熱気に包まれました。

 冒頭、挨拶に立った東京都議会の上野和彦(党江戸川総支部長)議員からは、都や区政における公明党の実績について報告。また、参議院の山口なつお(党東京都本部代表)議員からは、国会報告と公明党の取り組みについて報告がありました。席上、山口代表は、物価高と所得が下がる中、家計を元気にするために公明党が提案した定額減税の効果について、丁寧な説明がありました。世論調査でも与野党と問わず高い支持を得ている点を強調しながら、庶民の声をどこよりも政治に反映するのが公明党だ!と力強く主張。

 10月15日、江戸川区立大杉小学校の開校70周年記念式典、及び祝賀会が好天の中、開催されました。佐久間校長先生の式辞に続き、多田区長と教育委員長の祝辞があり、私も区議会を代表してお祝いの挨拶を申し上げました。

 児童の皆さんは、国歌や区歌、そして校歌など、とても元気な歌声でした。日頃の練習もさることながら、背筋をスッと伸ばすその姿勢には、日常の良い生活態度がかいま見られました。また、『児童よろこびのことば』でも、一人一人の発表態度は、とてもハキハキして気持ちの良い内容でした。

 教職員や保護者の皆さんはもとより、卒業生や地域の皆さんの様々な支援が大杉小学校に寄せられていればこそ、今日の成果が表れたものと思います。今後とも、地域の皆さん共々、大杉小学校児童の皆さんの成長を祈りながら取り組んで参りたいと思います。

 10月12日、盛大に『第31回江戸川区民まつり』が都立篠崎公園で開催されました。前日より気温が下がる中、日中は汗ばむほどの日本晴れに恵まれました。会場には、例年以上と思える賑わいを見せながら、各広場で思い思いに楽しむ家族連れなどで、大いに盛り上がりました。

 特に、交流都市の鶴岡市や安曇野市、長井市、八丈島、伊豆大島、など各地の交流活動も活発に展開。

 区内最大3000人のパレードは、圧巻でした。小学生を中心に、見事な演奏とパレードを魅せてくれました。また、続く花自動車パレードもエコカーを中心に文字通り華やかな催しでした。

 明年以降も、地域の皆さんの夢開く地域行事に発展していくことを、大いに期待したいと思います。

 本日は、『旧学童クラブ跡施設(現篠崎教育相談室)』の返還を求める陳情に関連して、南篠崎教育相談室への視察と小学校特別支援学級の連合運動会会場へ行きました。

 当教育相談室は、南篠崎スカイハイツ1階にあり、事務所を除き相談室は4部屋で運営。保護者はもとより、子どもたちの声を直接聞くなど、利用者は多い。平成18年〜19年の相談件数は、それぞれ850件を超え、相談者数は1200人を超えて増えていました。最近、陳情者代表(理事長)が交代したこともあり、その対応が待たれるところです。

 また、特別支援学級の連合うんどうかいが開催されている西葛西の区スポーツセンターにも行きました。会場入りした時は、低学年の皆さんの『おどる玉入れ』の真っ最中でした。保護者の皆さんが見守る中、元気なかけ声で、たくさんの赤玉・白玉が入り、楽しいうんどうかいでした。

 最終日の本日は、総括質問・総括意見を各会派別に発表。私は、区議会公明党を代表して決算を認定する総括意見を述べました。更に、これまで主張してきた提案・要望について、平成21年度予算編成に反映されるよう改めて強く要望しました。

 (詳細は下記に)

 この後、平成19年度一般会計歳入・歳出及び各特別会計の歳入・歳出決算に対して、多数決により認定を決定いたしました。

      平成19年度江戸川区各会計歳入・歳出決算総括意見
                                 
                                                江戸川区議会公明党 
 
 平成19年度江戸川区一般会計歳入・歳出及び各特別会計の歳入・歳出決算に対して、区議会公明党の総括意見を申し上げます。
 
 昨年夏に顕在化した米国のサブプライムローン問題は、1年を過ぎて尚、その影響を色濃く残し、大手証券会社「リーマン・ブラザーズ」の破綻や大手銀行などの買収合併など、米国金融界は大混乱を来たしています。70兆円を超える財政出動を承認した米両院議会の決定により、最悪の事態は回避される見込みとなりました。しかし、世界各国で株安・ドル安をもたらし、株式市場から離れた投機マネーが原油や穀物などの市場に向かい、価格を押し上げるという異常事態を招きました。
 構造変化に起因するこれらの激動により、4年10ヶ月ぶりに日経平均株価が1万円割れとなり、わが国の国民生活と中小企業は深刻な状況におかれています。
 
 また、直近の「国民生活に関する世論調査」によると、日常生活に「悩みや不安を感じている」人は、1981年の調査開始以来、初めて7割を超え、特に、「老後の生活設計」への不安が6年連続トップになっております。一方、昨年末から給与所得が下がる中で、急激な物価高が起きている状況にあります。

 このように、物価上昇傾向が続き、所得が伸びない状況の中で、経済の落ち込みを回復し、生活者の不安を解消するタイムリーな経済政策を打出すことが求められています。その意味では、国における「定額減税」など、有効な総合経済対策が早期に実施されることが期待されております。

 一方で、本区においても、極めて厳しい状況におかれている中小企業が、元気な企業経営ができるように積極的な支援策が求められております。
 
 このような中、本年6月に実施した第28回区民世論調査結果を見ますと、永住意向については、昭和58年以降26年間、70%以上の高水準が続いています。
 また、区民が今後、推進して欲しい施策として、防犯や災害対策など「安全・安心まちづくり」を、そして、本区の優先施策であります「高齢者施策や子育て支援策」などに積極的に取り組んでいくことが求められております。
 
 また、今後も少子高齢化は急速に進展し、新たな需要が増加していくことが予想されており、区民は将来への不安が、ますます高まっており、その不安を払拭し、安心な区民生活をめざして、最初の政府として、限られた財源を有効に使い、区民生活向上のために積極的な施策を実施していくことが求められております。

 さて、本区の19年度の施策を見ますと、「共育・協働」を理念とする新長期計画のもと、「人づくり」や「安全・安心まちづくり」を柱として、生活基盤整備の着実な推進、特に昨年は輝けるリブコム国際賞・銀賞を受賞、また最優先の課題であります次代を担う人づくりとしての「すくすくスクール」や「青少年の翼」事業の拡大、子ども医療費の義務教育終了までの完全無料化、病後児保育事業の拡充助成、学習環境の向上をめざした中学校「普通教室の冷房化」、乳児養育手当の支給対象の拡大、校舎の耐震補強工事の推進、松江区民プラザや篠崎公益施設の建設、エコセンターを中心とした地球温暖化対策の推進、地下駐輪場の整備の推進など、区民にとって力強い本区独自の様々な取り組みについては、高く評価するものであります。

 そこで、我が党は、平成19年度決算審査に当り、生活者優先の施策が実施されているのか、区民生活の価値を高めるための施策が効果を挙げているのか、快適で、災害に強い街づくりを進め、そして「安全・安心」のもと、区民が住み続けられる施策が実施されているかなどの観点から、また、予算執行にあたっては、最小の経費で、最大の行政効果を挙げることができたのか、費用対効果の視点から審査するとともに、幾つかの提案をしてきたところであります。

 その結果、本決算内容は、妥当なものとの結論に至り、平成19年度江戸川区各会計歳入・歳出決算を認定するものであります。尚、以下の提案・要望については、平成21年度予算編成にあたって、積極的に反映されるよう強く要望するものであります。

 まず最初に歳入であります。

 特別区税では、主要財源であることから、区民の納税意識が高まるよう、積極的な行政サービスの努力を望むとともに、徴収についても、公平性・公正性の観点から徴収率のさらなるアップを目指し、その努力を望むものであります。
 
 次に、歳出についてであります。

 まず、総務費であります。

 総務管理費では、昨年3月に策定された江戸川区男女共同参画推進計画(江戸川プラン)は、区民会議の提案や様々な議論を生かした集大成であると評価するところであります。
 更に、今後の実質的な推進については、育休取得率の向上など区が先鞭を切り、江戸川プランの区民への浸透に一層の努力を望むものであります。
 
 人事厚生費では、最初の政府である区役所の職員の資質の向上や人材確保については、区民第一主義に徹し、多様なニーズに応えながら、区民サービスの向上をめざした職員研修のあり方を深めつつ、少数精鋭で、最大の効果を得るために、一層の努力を望むものであります。
 
 次に、区民生活費であります。

 本区の消費者センターにおける相談業務が充実していることに対して評価するものであります。近年、熟年者を取り巻く悪質な消費者被害が多発している中、振り込め詐欺や多重債務者対策について、現在までの取り組みについて、評価するとともに、今後、区民生活を守る観点から、関係機関とのネットワークを築き有効な対策を講じることを強く求めます。

 生活安定費では、大きな課題となっている若者の就労支援対策は、「ヤングホットワークえどがわ」として、若者の就労に結びつける事業を実施しているところであります。また、就職氷河期のいわゆる年長フリーターの方々を取り巻く環境は、依然として深刻な状況にあり、国においても、若者の就労対策が実施されているところであり、本区においても実効性ある一層の支援策を強く望むものであります。
 
 次に、産業振興費であります。

 商工振興費では、厳しい経済環境におかれている中小零細企業への金融支援が、喫緊の課題となっております。特に円滑な資金繰りについては早急に新たな手だてを講じると共に、地域商店街へも、きめ細かな積極的支援策を強く望むものであります。

 農業水産費では、農業のあり方や農地保全、そして区民への「安全・安心な食の供給」支援を望むとともに、日本一の「コマツナ」の生産の推進と貴重な都市農地の保全策と農業振興を強く望むものであります。

 次に、環境費であります。

 環境総務費では、安全安心まちづくり運動により、本区の刑法犯総認知件数が23区で最も減少しており、区内全域をパトロールカーによる巡回と地域の連帯による取り組みによるところを評価するものであります。
 今後も犯罪防止のために、地域コミュニティをさらに深める支援策と犯罪の抑止力を高める施策を強く望むものであります。
 
 環境推進費では、地球温暖化対策については、本年7月に、えどがわエコセンターを中心に、「地域エネルギービジョン計画」の本格的な取り組みをスタートさせたところであり評価するものです。「もったいない運動」を中心に、エコカンパニーえどがわの登録推進も各部署の連携で大いに推進し、区民、事業者、そして区が一体となって、エコタウンえどがわの実現へ向け、大きく前進することを強く望むものであります。
 
 次に、健康費であります。

 本区の区民健康診査は江戸川区医師会の大きな支援のもと、長きにわたり無償で実施され、区民の健康を守ってきたことは、高く評価するところであります。
 本年度より、特定健診に移行しましたが、がん検診の受診率向上と合わせ、今後も医師会の支援のもと継続、充実されることを強く望むものであります。 
 
 次に、福祉費であります。

 熟年者福祉費では、高齢社会を迎え、ひとり暮らしの方々が増加していることから、老後の安心生活への支援策の充実が求められております。
 本区は、老後の安心対策については、早くから地域の皆さんの理解と協力を得ながら本区独自のシステムづくりに取組んでいることに対して、評価するものであります。安心生活応援ネットワーク事業や安心生活サポート事業など、新たな施策を含め、更なる独居老人対策や高齢者対策の充実を強く望むものであります。

 障害者自立支援について、第1期障害福祉計画における障害者就労支援センターなどが取り組まれた成果を評価致します。続く、第2期計画においても障害を持つ方々の確かな自立を更に促進する施策の充実を強く望むものであります。

 児童福祉費では、働くお母さんの増加、ひとり親家庭の増加などにより家庭環境が多様化し、行政による子育て支援の充実が強く求められる中、病後児保育やファミリーサポート事業など、きめ細かな取り組みを評価致します。子ども家庭支援センターを中心とした子育てサービスの提供、また、母子世帯の就労支援や様々な相談事業の更なる充実についても強く望むものであります。

 次に、都市開発費であります。

  都市整備費では、本区の南北交通網の充実をめざした環七シャトルバスが「シャトルセブン」として区民に親しまれ、100万人の利用を超えた取り組みは評価されるところです。本格運行への更なる取り組みに一層の努力を望むものであります。

 住宅対策費では、
 国の内外で相次いで発生する大規模地震。家屋倒壊による多くの被害が繰り返されていることから、住宅耐震化の緊急性が指摘されております。本区では、特に阪神淡路以降、耐震化事業を先進的に取り組んできたところであります。更に、平成20年度からは、8カ年計画により新たに耐震工事の助成事業をスタートさせたところでありますが、減災社会を目指し、一日も早い前倒しによる実現を強く要望するものであります。
 
 次に、土木費であります。

 駐車駐輪対策費では、本区が実施している総合自転車対策について、評価するものであります。本年4月には、日本一を誇る葛西駅地下駐輪場を開設したほか、自転車専用レーンを整備するなど総合的に取り組みを進めておりますが、更に「自転車の走りやすい街づくり」を目指し、一層の努力を望むものであります。

 橋梁新設改良費では、関連する新川の整備は、護岸工事、修景整備、及び全長3kmにわたる桜の名所の千本桜などが予定されています。本区の歴史ある「塩の道」新川が、更に味わい深いものとして区民に親しまれるよう、早期の完成を強く望むものであります。

 次に、教育費であります。
 
 まず、教育総務費では、教育委員会の役割と活性化は極めて重要なことから、教育現場の意見を積極的に聞き、それを的確に反映させ、子どもたちの学力向上に結びつけるとともに、将来の大事な人材としての成長を図っていく支援策を講じることを強く要望するものであります。

 教育指導費では、教育の目的である「人格の完成」と「子どもの幸福」をめざすには、教員の存在が、児童・生徒にとって最も重要な役割を果たすことは言うまでもありません。教員が子どもと向かい合う時間の確保や授業力の向上など、教員に対する支援の充実を強く望むものであります。
 外国語活動については、平成23年度完全実施までに、教員研修の充実やハロー先生の拡充、教材の開発など、万全な支援体制で取り組むことを強く望むものであります。
 
 教育研究所費では、特に顕著である中学生の不登校について、教育相談室の充実やメンターの活用などにより、きめ細かい指導を求めるものです。また、不登校の背景にある『いじめ』については、「いじめ防止のための実践プログラム」を徹底し、携帯サイトなどによる『いじめ』の防止対策や、生徒・保護者に対する情報モラル教育の推進を強く望むものであります。 

 学校管理費では、学校図書費については、充実した取り組みが見られるところであり、評価するものであります。
 今後も、尚一層の改善に取り組み、魅力ある充実した学校図書館をめざし、「子どもたちのための学校」づくりの取り組みを強く望むものであります。

 学校給食費では、本区の「食育」に対する支援策と各教育現場への取り組みについては、評価するものであります。食べることは人間の命と健康の源であり、子どもたちの健やかな成長のために区・学校・家庭が一体で、食育を推進することが、地域社会に広まっていくことから、今後も、本区の伝統ある「学校給食」の水準の堅持と更なる支援策の充実を望むものであります。

 スポーツ施設費では、これまでのスポーツ施設の整備については評価するものであります。今後とも、青少年の育成と生涯スポーツの観点から、更なる施設の整備拡充と2013年に開催される国民体育大会を目指し、尚一層のスポーツ振興の推進を望むものであります。

 尚、国民健康保険事業特別会計、老人保健医療費特別会計、介護保険事業特別会計については特段申し上げることはありません。

 以上、区議会公明党の総括意見とします。

 本日は、教育費の審査を実施しました。私は、4月に実施された全国学力・学習状況調査の踏まえ、学力の向上について質問しました。また、平成23年度に完全実施が予定されている、小学校の外国語活動についても質問。いずれも要望を含め審査しました。