バックナンバー: 2008年 7月 29日

 7月29日午後、神奈川県秦野市の消防本部を訪ね、『救急救命都市』を目指す当市の救急救命認定施設(救マーク)制度や市民救命士制度について学びました。

 救マーク制度は、自動体外式除細動器(AED)を設置し、使用できる従業員がいる施設などを認定する制度。現在は、事業所36カ所と公共施設71カ所の合計107カ所が認定。今後の課題としては、民間事業所の参加を更に呼び掛けて行きたいとのことでした。

 また、市民救命士制度は、従来の上級救命士を衣替えした制度。普通救命講習の内容に加え、高度蘇生人形を使った蘇生訓練など、より高度な知識と技術を習得した者を認定。今年度から開始し、6月には約40名が受講。次回分も既に10人以上が予約しているとのことでした。

 秦野市の人口は、169,557人(平成20年7月1日現在)。平成17年度からの受講者総数は、3年間で10,302人。秦野市消防本部では、「一家にひとりの救命士」を合い言葉に、尊い命を救える環境を更に整備しようと取り組まれていました。私は、区民の手による具体的な救命活動について、江戸川区の住民力を更に発揮できるよう制度の検討を進めたいと思います。