ちちぶ博樹 大仙市議会議員 公式ホームページ

一般質問に登壇

未分類 / 2017年12月8日

本日の一般質問の要旨をアップします。

女性が働きやすい環境づくりについて

【秩父】大仙市は男女共同参画都市宣言から10年の節目を迎えたが、ワーク・ライフ・バランスの推進状況について、また、幹部職員で実施した「大仙市イクボス宣言」の内容と、今後の取り組みについて伺う。

【市長】市町村合併後、「大仙市男女共同参画プラン」を策定し、仕事と家庭を両立できる職場環境づくりなどの取組を積極的に進めてきた。平成27年には「第2次大仙市男女共同参画プラン」を策定し、事業者等への働きかけや、女性の活躍推進など、新たな内容を盛り込んできた。5年毎に実施している男女共同参画に関する意識調査では、「家庭生活等と仕事を同じように両立させている」と答えた割合が増加している。
 また、大仙市イクボス宣言文としては、管理職による共通の3カ条の他に、職員自らが1カ条を加えた計4カ条とし、各所属先で課員が見える位置に掲示して意欲的に取り組むこととしている。今後は、企業連絡協議会や大曲仙北雇用開発協会に所属する事業所、市内企業に対しても、働き方改革のきっかけとなる「イクボス宣言」の推進に努めていく。

【秩父】子育てや介護は社会的なサポートとして支え合う方向に更に変わっていかなければ、ジェンダーギャップを埋めることは困難と考えるが、この点を後押ししていく方向性について伺う。

【市長】女性の力」の発揮は、社会の様々な課題の解決を主導する人材の層を厚くし、すべての人にとって暮らしやすい社会づくりにつながる。
 市においては、すべての人が自らの希望に応じ、個性の能力を充分に発揮できる社会の実現に向け、様々な意識啓発に向けた取組を推進する。
 また、市広報誌においては、女性が起業し、成功している事例や取組を紹介する「だいせんの輝く女性たち」を定期的に掲載しているほか、女性の能力の活用と仕事と生活の調和に取り組む「男女イキイキ職場宣言」を積極的に市内事業者に働きかけることで、女性の活躍に対する機運の醸成を図り、女性の経済参画・政治参画に努めていく。

【秩父】大仙市役所への女性職員の採用の状況と管理職登用へのスキルアップの取り組み及び今後の方向性について伺う。

【市長】職員については、概ね半数は女性職員を採用している状況となっている。
 管理職登用のスキルアップの取り組み及び今後の方向性については、「女性活躍推進法」が施行されたことに伴い、「次世代育成支援対策推進法」に基づき策定していた「大仙市特定事業主行動計画」に「平成31年度までに市職員の管理職における女性の割合を20%」とする数値目標を追加し、平成28年4月に公表したところだ。
 この行動計画の具体的な取り組みとして、30歳代の女性職員を対象に女性職員のリーダーとしての意識向上及び幅広い分野へ意欲的参画を促すことを目的とした女性キャリアデザイン研修を平成27年度から継続して実施しているところであり、平成29年度定期人事異動による管理職における女性の割合は20.6%となっている。
 これらの研修等により、広い視点から適切な判断ができ、管理・監督能力に優れた意欲と行動力のある女性職員については、積極的に管理職に登用したいと考えている。

【秩父】大仙市でのフレックスタイム制度の導入推進状況について伺う。

【市長】啓発活動を行ってきたが、同制度を導入した企業はない。
 厚労省の平成28年度就労条件総合調査によると、全国で変形労働時間制を採用している企業の割合は4.6%と低く、情報通信業や学術研究分野等で採用されている。
 現在は、同制度等の労働時間規制の弾力化のほか、ワークシェアリングによる労働時間の短縮、勤務場所にとらわれないテレワークなど勤務体系も多様化しており、仕事と家庭の調和を図るため、様々な制度が選択肢として確立している。女性が働きやすい環境づくり、活躍できる社会の醸成とワーク・ライフ・バランスの実現を図るため、これらの制度に対する理解を深めていただくよう啓発・普及活動に努めていく。

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