バックナンバー 2004年 1月

 いよいよ今年も12月。毎年この時期、何か忙(せわ)しないですよね。一つ一つ仕事を片づけていても出来ていないものが次々出てきて焦ります。今年は計画的に余裕を持った年末を過ごそうと思っても性分ですかねぇ、最後までばたばたしております。ともかくお互いに健康と事故には充分気をつけて1日1日を充実したものにして参りましょう。

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 (1)12月度定例会が始まる!!
 (2)定率減税の縮小・廃止 時期、方法は慎重に判断/記者会見で神崎代表
 (3)コーヒー1杯の”あたたかいボランティア”しませんか?
 (4)テレビ番組でニート問題が!!

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(1)12月度定例会が始まる!!
 
 11月30日より12月度定例会が始まりました。12月1日、2日と一般質問が行われ、公明党議員団から三島俊之議員と隈元悦子議員が質問に立ちました。

  三島議員は、一連の災害に対して、情報伝達の遅れから大きな被害が起こった事例を紹介しながら防災情報システムの充実について質問し主張しました。隈元議員からは奈良県の誘拐事件を始め相次ぐ傷ましい事件を通して2度と発生させない思いから防犯に対して質問し施策を要望しました。いずれの質問も発生後の反応として、的確な指摘、要望であったと思います。反応が大事です。またこの反応は現場を知らずして敏感にはなれません。常に敏感であり続けなければ・・・。

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(2)定率減税の縮小・廃止 時期、方法は慎重に判断/記者会見で神崎代表
 
 公明党の神崎武法代表は1日午後、国会内で記者会見し、記者団の質問に答える形で、定率減税の見直し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝、国連改革などについて見解を述べました。
 所得税と住民税の定率減税の見直しについて、昨年12月に与党が基礎年金の国庫負担の引き上げ財源を確保するために定率減税縮減の方針で合意したことを踏まえ、「景気動向を見極めながら、いつ、どの程度、何年くらいかけて行うかは、(来年度)税制改正の決定前までにしっかり党内で議論したい」として、具体的な縮小・廃止の時期や方法は慎重に判断する考えを強調。政府税制調査会が答申した2006年度までの段階的廃止には「必ずしもこだわる必要はない」との考えを示しました。
 また中国首脳から小泉首相の靖国神社参拝に対する批判が相次いでいることについて神崎代表は、「胡錦濤国家主席、温家宝首相がいずれも小泉首相の靖国神社参拝を批判したのは異例のことだ。重く受け止めるべきだろう」との認識を示すとともに、「中国や韓国が言うからどうするというのではなく、日本の問題として真剣に考えなくてはならない」と指摘。
 靖国問題への対応として、(1)首相が参拝を自粛する(2)合祀されているA級戦犯を分祀する(3)国立の追悼施設を建設すると3案を示した上で、「国立追悼施設の建設が一番現実的な案ではないか。粘り強く政府に(実現を)求めていきたい」と強調しました。 
 
 ▼詳細はこちら→
  
https://www.komei.or.jp/news/daily/2004/1202_02.html

 ▼ビデオ映像を見られる方はこちら→
  
https://www.komei.or.jp/news/komeitv/index.html

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(3)コーヒー1杯の”あたたかいボランティア”しませんか?
 
 11月23日、今年も恒例の氷丘中学校区青少年健全育成大会が氷丘中学校で行われました。

 冒頭、大西氷丘中学校PTA会長の挨拶の中で「外灯点灯運動」にご協力ください、との呼びかけがありました。この運動は沖縄で始まり、大分・広島などでも実施され、高い防犯効果を上げており、全国的に広がりを見せている運動です。玄関灯・門灯等を点灯して自分の家の周囲を明るくすることにより、性犯罪・ひったくり・自転車盗・車上狙い・器物破損・忍び込み等の犯罪を抑止しようとするものです。一般家庭の玄関灯・門灯の消費電力は、1日10時間の点灯で1ヶ月当たり120円から250円の電気代で、コーヒー1杯分にも満たない料金で安全を得ることができ、防犯や事故防止などの大きな効果が期待できるのです。
 加古川市としても今年度予算で、犯罪を抑止するための「防犯ライトアップ事業」として防犯灯の設置を積極的に進めているところですが、このような地域ぐるみで玄関灯・門灯等を点灯し、犯罪のない安心で安全なまちづくりを目指そうとする運動は大変重要であり、行政と地域のあり方としても大きな課題のひとつでもあります。大会終了後、中村連合町内会長とお話しした際も「しっかり推進していくべきこと」と述べておられました。加古川市で「安全と安心のまちづくりモデル地区事業」が始まったところでもあり、自主防犯の流れが出来るよう関わって参りたいと思います。 

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(4)テレビ番組でニート問題が!!
 
 先日あるテレビ番組で「ニート」について取り上げていました。「ニート」に関しては9月定例会で一般質問を行ったことをvol.7でご報告しましたが、その後も「労働経済白書」で「ニート」の存在が浮き彫りにされ一気に注目されております。

 さて番組の中で「のんびり安住している子供たち」そんな中学生が「ニート」予備軍であると大学教授が指摘していました。第二次反抗期と言われる中学校時代の反抗期は子供が自立する上で不可欠な過程であるが、いま高校生を含めて反抗期が無くなってきている。そのことによって友達感覚の親子関係があり、そしてその延長線上が「パラサイトシングル」や「ニート」など自立できない若者が作り出されているというのです。またそれは「ゆとり教育」と無関係では無いと指摘。「詰め込み教育」から「ゆとり教育」の転換で学校の体質も「のんびりした子供たち」を作る要因になっている、と分析していました。

 また角度の違う話ですが、以前、玄田有史東大助教授(労働経済学)がニートについての記事を目にする時、52万人の若年無業者を「はたらく意欲ない若者」と見出しを付けた新聞や、若年者の側に「就労意欲の欠如」といった指摘の声などの表現に強く違和感を覚えると述べておりました。メディアがニートを就業意欲に欠けた、働かない若者たちと表現した瞬間、読者や視聴者の多くは、それを怠惰な若者、親のスネかじりを厭(いと)わない若者と、ほとんど自動的に認識することになる。しかし実際に出会ったその素顔は、働くことを軽視した表情でもなければ、無職の現状に気楽に甘んじている態度でも決してなく、ニートは不透明で閉塞した状況のなか、働くことの意味をむしろ過剰なほど考え込んでいる、と。

 私も県民局でキャリアカウンセリングの担当者と会い、相談状況を聞きましたが、ある程度の成果を見ているものの、それは求めるものにしか対応できていない現状でありました。そしてニートのようなキャリアカウンセリングや就職相談会などに自ら来ない若者たちへの対応が出来ていない現状を先の一般質問で取り上げたのです。

 玄田助教授はニートを「働く意欲のない若者」とせず「働くことに希望を失った若者」であり「働かない若者」ではなく「働けない若者」と述べております。更にニートに共通してみられるのは人間関係に疲れてしまっていることだ、とも。いずれにしても子供の将来を考えると放ってはおけない状況があります。今後とも教育の現場と連携し子供が自立できる環境作りができるよう働きかけてまいりたいと思います。

daiGOGO2011
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加古川市 相良大悟
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