8月27日、銚子市勤労コミセンで、6月議会で私が提言した、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの須永珠代社長を講師に迎え、議員団主催の「ふるさと納税についての研修会」を行いました。多くの議員と市長、副市長、職員の皆さんが参加して大変有意義な研修会となりました。大きな前進が図れると思います。

平成26年6月議会一般質問  星伸人

  銚子市再生の緊急改革プランと地域振興、若手職員人口減少対策プロジェクトチームが提言した人口減少対策、地域活性化等の具体化について、そして魅力ある銚子のふるさと納税の推進について質問いたします。

今年度から平成28年度までの3年間を期間とする「銚子市再生の緊急改革プラン」が策定されました。また、全庁的に、かつ着実に実施するため、市長を本部長とする推進体制で取り組むとされています。

直ちに取り組む具体的な方策として、⑴歳入の確保があり、目標額を4億円と設定しています。①未収金対策、②使用料、手数料の適正化、③ふるさと納税の推進として1千万円、④施設等市有財産の有効活用が示されており、4億円の歳入確保目標額のほとんどを未収金対策として3億9千万円の歳入増を見込んだ計画になっています。

⑵歳出の削減として目標額を6億円に設定しています。①事業仕分け効果として2億2千万円、②契約方法の見直し、③人件費の削減として3億8千万円としています。

⑶現場の再構築を挙げ、①職員の意識改革など4項目を示しています。

市長の議会冒頭のあいさつでも、「平成26年度からの数年間は、財政再建が成功するか否かの分水嶺の期間です。」と発言し、3年計画の改革プランの着実な実行を訴えています。

 

以下、質問します。

①  歳入確保について伺いますが、目標額4億円に対して3億9千万円が未収金対策になっていることの見解、使用料・手数料見直し基本方針の概要、新たな広告収入や施設・市有財産の有効活用の取り組みについての見解を伺います。また、ふるさと納税については最後に別途質問します。

②  歳出の削減について質問します。事業仕分けの徹底活用で2億2千万円の削減を図るとのことです。財政の硬直化が進んでおり、新しい政策を実行するための財源確保が厳しい現状です。施策・事業の優先順位をはっきりさせ、必要性の低い事業や補助金の財政支出を抑え、それによって生み出された財源を新規事業や予算配分を多くして市民要望や市の活性化に繋げていくことが事業仕分けの考え方ではないでしょうか。仕分け人や判定人の判断は尊重するものの、予算案を提出する最高責任者は市長であり、また議会は二元代表制の元、最終判断を議決します。その様な意味から策定された「事業仕分けの徹底活用で」との表現には違和感を覚えるのですが、市長の見解を伺います。

③  本プランの最後に、急激な人口減少・少子化、高齢化の到来とそれに対応する国や民間機関の戦略、そして銚子市が真の再生を実現するための戦略的な政策の展開が不可欠であり、そのためにプランを推進して財源を確保するとの強い意志が示されています。私もその通りだと思っています。財源確保と銚子市再生、地域振興に対する市長の決意をお聞かせください。また、地場産業の振興策、創業支援策に対する取り組みと考え方について担当部長よりお答えください。

④  本プランは平成26年度から平成28年度までの3か年計画です。推進にあたっての工程表は策定されているのか伺います。

⑤  銚子市再生の緊急改革プランが策定されましたが、教育委員会としての改革についての見解を教育長からお答えいただきたいと思います。

 

若手職員人口減少対策プロジェクトチームの提言内容について質問します。平成25年1月に「銚子市若手職員人口減少対策検討プロジェクトチーム」が設置されました。

設置の目的としては、「本市を取り巻く厳しい行財政状況の下で、若手職員の柔軟で斬新な発想を活用し、人口減少対策を効果的に推進する。」としており、政策課題に強い関心を持つ、20代から30代の若い職員を構成員として組織しています。

プロジェクトチームは、昨年12月27日に最終報告として9項目の政策提言を銚子市に対し行ったということです。

政策提案の内容は、

  1.二世帯住宅新築等への助成事業

  2.マイナス5℃の街

  3.新たな形の全期前納報奨制度(地域商品券の活用)

  4.千葉科学大生とともに実施する地元学事業

  5.人口減少対策への”初めの一歩”

  ・地域全体で支える子育て応援ポータルサイトの構築

  ・移住 定住希望者向けのサイト構築と受入体制整備

  6.空き家バンク制度を活用した定住促進

  7.農業を通じた都市住民との交流

  8.オリンピック・パラリンピックの選手にきんめだいを食べてもらう

  9.ソーシャルメディアを活用した住民参加型情報発信

の9項目です。また、クールビズの推進と銚子市の魅力をPRする3種類のオリジナルポロシャツを制作し、平成25年7月から8月末までの期間限定で販売し1,519枚を売上げ、市民や職員の皆さん、市長、議員にも大勢の愛用者がいます。

プロジェクトチームの努力に敬意を表明するとともに、提言内容等についても高く評価いたします。

地域振興と人口減少化は密接な関係にあることは言うまでもありません。今議会でも多くの同僚議員が一般質問で取り上げ、銚子の未来を憂い、同時に対応策を模索しているところです。若手職員が積極的に人口減少問題を研究して政策提案をまとめたことは大変に意義のあることだと思います。

人口減少問題、地域活性化、そしてプロジェクトチームの提言内容について市長の見解を伺います。また、各提案内容についての対応についてもお答えください。

最後に、今こそ「魅力ある銚子のふるさと納税で地域振興を」と題して質問します。

ネットで、「ふるさと納税」で検索すると、民間企業が運営するサイトや、全国各地で行っているふるさと納税に関するニュースなど、259万件がヒットしました。新聞、テレビ、週刊誌など多くのメディアがふるさと納税を連日のように取り上げている現状があります。ふるさと納税の制度そのものが今や大きな市場となっているのです。

納税者、寄付者に魅力のある「ふるさと納税システム」を構築することにより、現在の寄付申込件数を格段に増加させることが可能です。銚子市にふるさと納税を申し込もうとさせるには、①寄付者となる可能性のある多くの人に銚子市に寄付したいと思ってもらう必要があります。②銚子をふるさととする団体、個人への周知とともに、全国にメディアやインターネットの活用で銚子市のふるさと納税を数多く取り上げてもらう必要があります。③また、魅力あるお礼の品物を用意することも大切な要件の一つです。④信頼性、即時性、利便性を持った決済方式の導入が望ましいと思います。これについては、最近導入されましたので大いに評価します。

私は、これらの要件を満たす銚子市のふるさと納税システムを構築したならば、驚くほどの寄附金が集まると思っています。そして、寄附金が集まるだけではなく、銚子市の都市としての好感度が高まり、観光振興、地域振興にも繋がる可能性が高いと思っています。

人口減少、財政難と暗い話題の多い銚子市にとって、私は「今こそふるさと納税」との強い思いで推進していく必要があると思うのです。

最初に述べたように「ふるさと納税」そのものが、市場のニーズとして高まっており、民間企業によるシステム開発が進んでいます。それらの専門的知識やノウハウを活用することも必要だと思いますが、市長のふるさと納税に対する見解を伺い登壇での質問といたします。

以 上 

裏縮小For You64号平成26年6月

表縮小For You64号平成26年6月

利根カモメ大橋周辺の河川敷で特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除活動を行いました。あいにくの小雨交じりでしたが、汗だくで大きな袋(8袋)に取り込みました。(6月22日・銚子の生態系を守る会)

ふるさと銚子に千葉科学大学が開学して10年!安倍晋三内閣総理大臣、岸田文雄外務大臣他、多数の来賓を迎えて、記念式典が開催された。
12年前、野平市長(当時)が大学誘致を公約に掲げて当選。私は市議会議長として市長とともに大学誘致の実現に向けて精一杯の努力を傾注した。誘致に賛成の市民、反対の市民、双方が議場の傍聴に押し寄せ、街には街宣車が繰り出した。
開学が危ぶまれる状況に陥った時もあったのだが、仮校舎からスタートして、本年は看護学部も開設し、危機管理学部、薬学部と合わせて3学部体制で開学10周年の佳節を迎えることができた。私にとっても感慨深い記念式典でした。

特定外来生物の駆除活動をしている「銚子の生態系を守る会」と銚子市の取り組みが、今朝の千葉日報に掲載されました。

21日には総会と学習会を開催し、会としての駆除計画をまとめオオキンケイギクとアレチウリの根絶を目指した活動を推進します。

銚子市では、今年度からオオキンケイギクとアレチウリの防除計画を策定し、環境省から確認団体に認められました。

オオキンケイギクの県内市町村での確認団体は銚子市が初めてです。

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