意識が研ぎ澄まされた11月
令和元年11月30日(土)晴れ
昨日より議会が始まりました。
この11月も激しいスケジュールが過ぎていきました。
時間に追われる中で、特に衝撃をうけたのは、
11月7・8日に行われた「全国都市問題会議」で訪れた鹿児島県。
鹿児島県自体は初めてではありませんが、
「都市問題会議」の研修以外の空き時間を利用して
もう一つ、視察スケジュール(勉強)を入れ、
知覧まで足を運び「特攻平和会館」で歴史を学んだときのことでした。
急に自分の中で「時」が止まりました。
太平洋戦争時の終末期、昭和20年3月・4月・5月・・と、
沖縄戦が激しく続きました。
この知覧平和会館に展示されていたものは
10代後半から20代の青年たちの最後の手紙(遺書)や
お一人お一人の写真、他。
写真は実物の突っ込んだあとの特攻飛行機(後ろ半分がありません)
このあと、三角兵舎を再現した施設にも入りました。
ここは、「明日、特攻で人生(命)を終える」青年が最後の夜を過ごす寝床。
ほとんど皆が、布団をかぶってすすり泣いた場所。
私の中に衝撃がはしりました。
音を立てるように自分の中で何かが変わっていきました。
その「変わっていくもの」とは
「なぜ、平和が大切なのか」という激しい決意のようなものでした。
鹿児島に滞在した期間、ずっと、知覧でのことを考えるたびに涙が出てきました。
(窓に映るのは桜島)
7・8日の研修を終えた帰りの飛行機の窓を見ながらも
また、涙が出てきました。
深く深く「平和の大切さ」「平和への決意」を自分に刻みました。
さて、11月最後の今日30日は、
調布市の「福祉まつり」の模様を一つ一つ見てまわりました。
調布駅前・グリーンホール、そして総合福祉センターと。
福祉まつりでは、多くの障がい者の方々の姿を見ました。
冬が始まろうとしている寒さにもかかわらず、
皆、すごく元気でした。活気に満ちていました。
「知覧」の前と後では、自分は物事への感じ方が少し変わったような気がします。
今日の福祉まつりで凄く感じたこと。
それは、障がい者の人たちの生命力。
何かと、健常者との比較対象となる事がありますが、
私が感じたのは、健常者よりも命が躍動している人が多いということ。
まっすぐに、正直に生きている人が多いということ。
言い換えれば、より人間らしい人が多いということ。
私は、そういう人が好きだし、尊く感じている。
素晴らしい福祉まつりの光景を見ました。