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公明党○○支部 平野充
hirano-m@jc.ejnet.ne.jp

大島町への視察

先月、1月29日から30日にかけて、伊豆大島(東京都大島町)に行きました。

台風26号による被害は死者36名、行方不明3名、

二百戸以上の家屋が全壊や半壊。

その他、被害を受けた家屋は三百数十に及んでいました。

心よりお見舞い、お悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈りしてまいりました。

昨年11月27日・公明党東京都本部での議員総会で大島町の公明党議員・

高橋ちか議員は力強くも、時折、声をつまらせながら復興支援を訴えられました。

10月16日、台風26号による甚大な被害状況が判明し、翌日から公明党は都議会議員をはじめ

国会議員も次々現地入りし、手を打ち続けてきました。

自発で駆けつける救済ボランティアの方々には心より感謝・御礼申し上げたいと思います。

高橋ちか議員は、「大島が静まりかえってしまい、島が活気を失っています」

「『大島へ遊びにきてください!』 と、多くの方々に呼びかけてください。」

「とにかく皆さん、来てください!」との切実な訴えがありました。

このたび、調布市議会公明党として視察に訪れ、総務課防災係長と税務課長より

発災前からの時系列での説明や、り災証明の発行等、災害時の対応を伺いました。

お忙しい中、お時間を割いていただき、心より感謝いたしました。

その後、議員控室のフロアーに移動し、公明党・佐藤かつと議員より、

発災時からの議会(議員)がどのように情報を共有し動いてきたかを学びました。

そして、町役場を出て、公明党・高橋ちか議員に島を案内していただき

被害を被った各現場をまわらせていただきました。

ガードレールが、もぎ倒され崖の下へ向かってぶら下がっていました。

住宅が建ち並んでいた地域でも山の上から根こそぎもぎ取られた樹木と土砂が

家屋を押し倒し、流されてしまった場所が何ケ所もありました。

現場はまるで東日本の震災後の東北と同じように映りました。

流された家財道具の固まりの中で、止まっている時計の時刻が真夜中の災害の怖さを

強烈に映し出しているようにも思えました。

島だからか、大島町は調布市と比べ、夜の街路灯は極端に少ないように感じました。

なので、真夜中に民家の灯りがもれる以外は真っ暗という感じ。

さて、写真は、椿まつりのオープニングが行われた会場です。

私は調布での12月議会で大島への復興支援について

「ぬくもり」を掲げる調布として、縁ある大島を全力で支援していくべきだと申し、

長友市長に対し、どれほどの決意をお持ちであるかと問いました。

以来、調布市は義援金(議員も)や復興支援募金、椿まつりのアピールなどにも力を入れられ

職員の方々が一生懸命大島への意識を持ってくださっています。

3月11日には、大島への日帰りツアーを企画してくださいました。

(ツアーのチラシ)

さて、椿まつりのオープニングが行われた会場では、

高価な食用の「つばき油」を購入させていただきました。

つばきの実の綺麗なキーホルダーや石ケンなども合わせて購入しました。

そして、素晴らしかったのはこれ ↓

(写真は高橋ちか議員とともに)

高橋ちか議員が発案し、自ら行い、町の職員や地域の方々を励ましながら

やり方を伝授し、「復興花うえ運動」を展開されていました。

1000円を出し、プランターに自分でパンジーなどを2株植えて、メッセージを書きます。

この資金が復興支援(義援金)に充てられます。そして、この花が植わったプランターを

今週建ったばかりの仮設住宅(旧北の山小学校の運動場に39軒)にお持ちしよう

という励まし運動です。

住民の方が「どうぞ、ご覧になってください」と仮設住宅の中まであがらせてくださいましたが、

狭い部屋に小学生くらいの子が家財道具の狭間でテレビを視ている姿を目の当たりにし

大変申し訳ない思いにかられ、すぐに出てきてしまいました。

被災された方々の心労・苦痛はいかばかりか、被災者でない自分が申し訳なく

なかなか言葉が出てきませんでした。

さて、次なる場所は体験所。

復興支援は、現地の産業がにぎわいを取り戻すことが大変重要です。

「つばき油搾り体験棟」を訪れました。

体験料2100円(2000円と消費税の100円かな?)で、つばきの実から

どのようにすれば「つばき油」を抽出できるのかを体験できます。

私は大変興味深いものがありました。

どれくらいの実から、どれくらいの油がとれるのだろうか?

また、どうやって「つばき油」にしていくのだろうか・・・と。

写真のつばきの実をボール(中)ですくうところから始まり、

一つ一つの工程を体験しながら、全部で約1時間ほど経っていたでしょうか、

絞った油は綺麗でフルーティーな色をしていました。

また、香りもありました。おいしそうな匂いでしたよ。

更に、水分を取り除くと透きとおってきます(お玉ですくったほう)

すごく有意義な体験小屋でした。

このたびの視察では、最初から最後までずっと大島町の高橋ちか議員が案内してくださいました。

高橋議員の車は軽トラックです。島中を軽トラで走り回り、次から次へと

スピーディーに島の人々に励ましの声をかけながら、常に何か働いていました。

私たちを案内しながらなのに、自分は働きながらなのです。

それらは、本当に無駄がなく、すべてが支援・救済に連動する動きでした。

高橋議員自身は昼食をとる時間もなかったのではないでしょうか?

29日は日が暮れて物が見えなくなる時間まで次々と被害の現場へ向かい説明してもらいました。

私は心から高橋議員を尊敬いたしました。その人間に感動しました。そして驚きました。

本物の“人間”がいました。

「大衆とともに」の公明党の立党精神。

具体的な実践の姿で教えていただきました。

 

 

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