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公明党○○支部 平野充
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雨の体育祭

6月9日(土)雨

東京地方の梅雨入り発表を決定づけた、寒い雨の一日となった。

天気予報では前日から「雨」が報じられていた。また、当日早朝もやはり雨が降っていた。

調布8中の体育祭の日であることは知っていたが、まさか開催されているとは思わなかった。

ホームページで「開催」となっていたため、電話でもう一度確認をした。やはり「開催」であった。

遅れてしまったが、見学させていただいた。

雨は降ったりやんだりの繰り返し。

6月にしては気温の低い一日でもあった。

テントからしたたり落ちる雨のしずくが寒々しさを物語っていた。

運動場は決して足元のしっかりした状態ではない様子であった。

競技種目は前倒し前倒しで行われた。

寒い雨の中、生徒たちの体の筋肉も本調子ではなかっただろうと思う。

技能主事さんが、ぬかるんでくる箇所をあちらこちら、ずっと砂を撒いて回っておられた。

来賓や地域の役員の方々がいらっしゃるテントの中からも「まさかの開催」との言葉も漏れ聞こえた。

朝礼台で旗を持つ生徒さんの体育着は雨でびっしょり濡れていた。

はたして、この状態での体育祭の開催が生徒にとって幸せだろうかと、

そればかりが気になった体育祭であった。

学校の年間行事とは何だろう。次々と“こなしていく”ものなのだろうか?

一つ一つの行事に“まごころ”は込められているのだろうか?

今回の開催は正しい判断だったのだろうか?

以前は私も中学校の技能主事として働いた。

行事があるときは、大成功させてあげたいとの思いで様々陰で動いた。

「生徒の喜ぶ姿」が私のモチベーションであった。

自分が思いを込めた分、卒業式後の春休みには淋しさを感じたが、

やがて新学期・入学式とともに、また新たなエネルギーを生徒からいただいた。

様々な悩みや課題を抱える生徒たち。それを支え励ます先生方。

疲弊しつつある社会の中で、ある意味、外敵から生徒を守る学校は

“生きる戦艦”のように感じたこともあった。

そして私にとっても学校職場は「皆が喜んでくれるかどうか」の戦いの場であった。

だからこそ、寒い雨の中での体育祭の開催が非常に気になった。。。

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