Archive for 2011年 2月

やっぱりおかしいよ。

だって、理屈に合わないもん。

無理を通せば道理が引っ込む?

資料1春の統一地方選挙を70日後に控え、各候補者達の活動が活発化してきている。

私もだけど・・・(~_~;)。

その中で庁舎建て替え問題の一点だけを争点にしている候補者もいる。

それはいかがなものか?

と、私は思うんだよね。

総工費72億は外構工事や今の庁舎の解体も含んでの金額

(※反対派はの一人は何故か80億って言ってる?)

このデフレの時代、もう少し安価になるのではないかな?

(入札の結果をみないと分からないけど。)

でもね、基本設計から完成まで約4年かかるんだよ。

4年で72億。年間に換算すれば1年で18億。

茅ヶ崎市の年間の一般会計は約650億円なんだ

年間予算の3%にも満たない。

例えば、42歳の世帯主(茅ヶ崎市の平均年齢)、年収650万円のサラリーマン世帯だとし

よう。

そのお宅が、家族の安全を考えて、年間18万(月に1万5千円)の防災対策(例:ある地

保険を4年間掛け続けると、60年間保証されるような保険ということになるかな・・・。

(そんな保険あるわけないけど・・・。ま、例えとして。)

そりゃ、新しい買い物(新事業)は必要最小限になるだろうけど、いつ来るか分からない大

地震への備えは必要でしょう。

その程度の出費は家族を守るという意識が高ければ当然だと思う。

それは、その世帯からすればほんの一部の出費なんだよ。

残りの97%は食費や老後の安心も含めた、現実生活と向き合う家計なんだ。

子どもの教育費や、親の介護、自分も含めた医療費の増大・・・。

今回の庁舎建て替えは、現実生活を支える、「安全」という基本的な投資を家計の一部

から割くことを選択したという事。

 その考え方がまず一つ。

2番目に、財政の面からの考察。

茅ヶ崎市の一般会計、特別会計を合わせた全借金は約900億

これってビックリするかもしれないけど、この8年間で約40億も減らしてきたんだよ

それに、茅ヶ崎市の総資産は2.200億あるんだ。

(その内、即、売却可能なものは300も言われている。)

確かに、市庁舎の建て替えとなったら市債の発行などで、30億円ほど借金しなくてはなら

ない(市民一人当たり17.800円程)。

今後60年持つ建物を、今の世代だけで負担するのは理屈の上からも無理がある。

ちなみに自治体の財政健全度を見る一つの指標に、将来負担比率というものがあるんだ

ど、茅ヶ崎市は16.3%。国が警告を発し、関与してくるのが350%だから全然問題な

し。(財政破綻した夕張市は何と1100%!※平成21年度決算より  

「第2の夕張になってしまう!」などと不安を煽りたてる議員もいるようですが、決して茅ヶ

崎市の財政は悪くはありません。

どうか、ご安心を!

(かといって、大きな余裕もないけどね。)

そして第3点公共施設の中で現在最も耐震強度が低い建物が本庁舎である事実。

耐震診断を一昨年、16年ぶりに行なった結果はIS値(耐震強度)が0.25

普通、0.3を下回ると震度6強の地震で「倒壊や崩壊」する可能性が極めて高いとされ

る危険な状態なのです。(これには、補強派も同じ危機感を抱いている。)

事実、IS値0.3を下回った萩園の温水プールや梅田の旧体育館は即時利用を中止

し、温水プールは本庁舎よりも新しい昭和50年代に建てられた建物にも拘わらず、解体し

8億円を掛けて建て替えました。

(その時には反対の声は聞こえなかったな・・・。私は一度も利用した事がなかっ

たけれど・・比率は分からんが、市民の多くの人は使った事がないんじゃないかな。)

旧体育館は昭和40年代初頭の建物で老朽化も激しく、市では取り壊した後その土地の売

も含めて検討した経緯もあったんだけど、利用者やサークル団体の方々の大きな声を

重し、補強にして寿命一杯使用する事にしました。

そして、現在の公共施設でIS値0.3以下の建物が本庁舎のみという事なのです。

しかし本庁舎を即時に利用を中止するというわけにはいきません

その、機能や役割を考えるとね。

これが4番目の考えです。

実は当初、市は建て替え始めの時期を約10年後ぐらいを目途に考え、それまでは応急措

置として補強(約7.7憶円、IS値0.6を目指し。)で持たせようとしていたのも事実です。

その時点での本庁舎のIS値は0.3以上あると言われていました。(平成3年の耐震診断)

だから、プレハブハウスの仮設庁舎建設も、その時の応急的な補強工法の計画の中で

は、既に盛り込まれていたものです

しかし、一昨年の耐震診断でIS値が0.25という、驚くべきい数値が出てしまった為、

様々な観点から急きょ建て替えの検討に入ったのです。

市庁舎や拠点病院は、被災時に初動時から災害拠点としての機能を寸断させることなく発

揮しなくてはなりません。(その為にはIS値0.9以上が必要との国の指針がある。)

例えば、受傷した方々の救出、避難民の誘導、被害状況の収集や応援の派遣、時には自

衛隊や米軍への支援要請(神奈川県知事を通して)、避難所の開設や水や食料、寝具の

確保などなど。時には遺体安置所の設置なども必要になってくるかもしれません。

全国から届く応援物資や、ボランティアで入って来た人々の捌きなども重要です。

市内のあちらこちらでこのような状況が生まれる中で、中心拠点が二次災害を恐れ、

庁舎内に入れなくなる事を想像して下さい。(補強派の言う、IS値0.6で良しとする最低限

の補強では、建物内に入る事さえできない可能性が大なのです。)

市内には数万を超える市民が路上に溢れるでしょう。

余震の度に増えていく人人人。(これがもし、真冬の夜だったら・・・?)

これらの人々を避難所に誘導し、暖かい避難所(学校や体育館、企業の集会所など)と、

連絡要になって庁舎と現場を駆けずり回るのは市の職員が中心となるはずです。

それら情報の収集、発信の一元化を市庁舎は担うべきなのです

そして、市の本来の業務も待ったなしで増えるでしょう。

介護や、子育て、ゴミの問題、商売が出来なくなる事によっての生活上の市民相談・・・。

市庁舎が使えなくなった場合、どこへ行けばよいのでしょうか?

分庁舎だけでは狭すぎます。

仮設庁舎はあくまで仮設の建物です。(年間3億円のリース料)

まさに、本庁舎が一体感ある総合的な司令塔の役割を果たさなければならないのです。

今は応急的に補強で済ませ、20年間基金を増やし、それで建てろという意見にも私は与

できません。何故なら、本来の税負担と税による受益を考えると、仮に今50歳の人が

税負担の益を受けられるのは70歳以降になってしまう。(庁舎の基金に関してですが。)

基金は当然、税金です。

庁舎の建て替えも、補強も税金です。

ならば、税を負担した人たちが、まず恩恵を受けるのが理屈ではないでしょうか。

20年と言う長期にわたっての基金の積立は(完成はさらに4年後?)、負担のみ強いられ

た人が恩恵を受けることなく、この世から去る人たちが多いという事にもなるのです。

更に、5番目の観点を申し上げれば、10年後から小中学校の建て替えが始まります。

きっと、20年後にはそのピークを迎えるでしょう。

茅ヶ崎市は数年前に、子どもたちの安全を確保するため、学校の耐震化を急ピッチで

終わらせました。

これは神奈川県内でも一番と言って良いほどのスピードでした。

しかし、20年後は既に建造物の寿命を迎えた複数校の建て替えを同時期に行っているは

ずです。

一校当たり、約30億。

2校で60億・・・。

私は、20年後に市庁舎と学校の建て替えが重なり、どちらを取るかの選択を迫られた場

合には、きっと子どもたちの安全を取るでしょう。

ですから、基金を積み立てるなら「学校建設基金」を積み立てるべきと考えるものです。

その方が、多くの市民の合意が得られるものと思います。

そして6番目の理由は、現在の市庁舎の事務機能を考えると単なる補強工事では使い勝

手が悪すぎ、利用者の市民にも余り現実的な対応とは思えないからです。

柱と柱の間に鉄骨の筋交い(ブレース)が入り、その他壁を設けるなどの措置を取ると、昔

の地下防空壕のようになってしまい、十分な執務が出来ず、市民サービスの低下を招きま

。(上記の写真はIS値0.6の場合。)

更に、IS値を高めようとすればもっと多くの筋交いが入り、職員の何割かは他に移らなけ

ればならない事態になってしまう。

その分にかかる経費は馬鹿にならないはず。

仮に今の仮設庁舎を使ったとしても、年間3億円のリース料がかかるのです。

例えば、補強で済ませ仮設のプレハブを使うとしたら10年で30億。

20年で60億・・・。(馬鹿げてる!)

他にもあるけど、今日はこの辺で終わりにします。

 

 

初当選以来の立て看板は、名前のみの非常にシンプルなものでしたが、支援者さんの中

から「中尾さんてどんな人?」と友人から聞かれ説明に困ったとの話があり、ここで思い

切って顔写真入りの立て看板に作り替えました。

非常に照れくさいものです・・・・。

何だか指名手配されているような・・・。

しかしそれも時の流れには逆らえずと言ったところでしょうか。

ほとんどの議員さんの立て看板に、写真が入っている時代になったのです。

道行く人々よ、これが「中尾 ゆたか」です。

今日は土曜日。

だから、早朝の駅頭はありません。(何故か、ほっとする。)

先月1月20日の大寒以来、茅ヶ崎駅南口交番側、吉野家側、北口デッキ上、デッキ下、辻

堂駅西口の北側、南側と来た茅ヶ崎駅の7か所を日替わりで「心ゆたかに」の定期議会報

告ニュースを配っています。

ここ数日は寒さも緩んできましたが、特に今期の冬将軍は強大ヒートテックを着ていても

2時間、外に立ちっぱなしは見に堪えます。

しかし、一日約150部前後は取ってくれますね。

有難いことです。

早朝、氷点下2度から3度という寒さにもかかわらず、ポケットから手を出して「心ゆたか

に」を受け取ってくれる人、「御苦労さま。」と声を掛けてくれる人。

やはり、「その人の人間性が出るな。」と思います。

また来週もやります。(取りあえず2回りが目標です。)

しかし、寒さが緩み始めてから駅頭に立つ議員や予定候補者が増えてきました。

遅れてきて平気で、私の前でビラを配る人もいます。

やはり、人間性です・・・。

今日も、市政報告会を4会場で。

多くの方々に集まって頂き,

本当にありがとうございました。

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