一般的に、災害の記憶は確実に薄れていくものであることから、防災教育の実務の充実とともに、学校の副教材に、今年の災害をとどめるよう求めました。
「現在、編集を進めている社会科副読本に、東日本大震災や今年の台風などによる甚大な被害の様子を掲載します。」との答弁でした。
この質疑以上に、自分が議場で爪痕を残したかったのが、今後「災害文学」の収集・推奨が必要だという主張でした。
分野として確立されているとまでは言えないかもしれませんが、
災害に遭った人と社会には、災害を乗り越えるため、災害に備えるために、災害前や災害後の人とコトバでつながっていく営みが必要で、それが生命尊重の文化・社会の土台になると考えています。
このように頭を駆け巡ったのは、以前、一緒に写った写真を投稿していただいた、漆原智良先生の講演を拝聴したのがきっかけでした。
戦災孤児から島の教師、児童文学作家へと生きてこられ、東日本大震災に現在も向き合う先生の言葉に、不思議な想いで魅了されました。

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