娘から「選挙の戦い、頑張ってね。」などと言われると、どうしたって父親としては、嬉しさと可愛さで「むぎゅ」とハグになりますが、少し待てよ?「選挙の戦い」なんてフレーズを、この子はどこで覚えたんだ?
直接、意図的に教えられなくても、子どもは周りの大人の語彙を勝手に吸収することが判明しました。
次に娘が口走ったのが、
「なつお君との戦い、頑張ってね。」
ん?何だそれは?どこで、どう教わったら、そうなる?
それで、この写真です。
政治の世界では、少しでも覚えやすく、読みやすく、最終的には書きやすくするために、名前に平仮名を多用します。
子どもは文字を読めるようになると、自分でもその記号を理解できる喜びから、その理解の範囲で、積極的に文字のコミュニケーションの世界にも関わってきます。以前と同じ風景でも、意味が変わります。
以前、街頭に貼ってあったプロレス興行のポスターについて、私は彼女に説明しました。
「このオジサンとお兄さんが戦うから、ここに見に来てねっていう意味だよ。どうやら、この怖そうな人が悪役みたいだね。」
「悪者、やっつけるの?」
「あはは、どうかな。」
たわいもない会話。でも彼女なりに、懸命にそこから類推し、応用して、自らの周囲の生活世界への理解を広げていました。
「ひでお君となつお君の戦いなんでしょ?千葉駅のクリスタルドームで。でも、この間、なつお君、来てたよね?悪者は・・・」
待っておくれ、お願いだから、そこだけは早く分かっておくれ。語弊あるかもしれないが「仲間・味方・隊長」だ。特に、君の言う「しげゆき君」の前では、その理解のままでは絶対に話さないように。
(我が家には、県代表の「衆議院議員 富田しげゆき国会報告」という冊子が置いてあります。)
余談ですが、TVで安倍首相が映ると、「アベノミクスだ」と指差します。それは間違ってない。ただ、戦隊シリーズのキャラじゃないことも早く分かっておくれ。