マスク配布…
悪くない政策だと思います。
キーワードは“長期戦”。
ここに来て、世界でもマスク需要が広がる中、この先のマスク確保は一層至難となる可能性あり。そして日本では緊急事態宣言。言わずもがな、最も集中ケアすべきは医療現場。今後出回るマスクは基本的に医療現場に集めるべきであります。
では、長期化が予想される中、国民のマスク需要にどう応えるのか?
医療現場で使用される不織布の使い捨てマスク(一般の使い捨てマスクと同じ)は生産能力に限界あり。そこで、現時点で医療・介護の現場で必要とされる数量を確保した上で、学校現場、生活現場への対応として、医療現場では使えないとされる布マスクを考案。「(感染防止の為に)みんなにマスクをして欲しい!」という政府のマスク班にとって、それらをこのタイミングで“超高齢社会の”現場に届けておくことこそ、まずは先々への安心を届けるのみならず、心おきなく医療現場へのマスク投入に集中できる、まさにwin-win(一石二鳥)のビジネスモデルであったのではないでしょうか。
効用も含めて一家庭(数十万円ではなく)数百円と考えれば、全体スケールとして“あり”な財政投資と考えます。一方で手作りマスクの作成ガイドもあふれております。私たちのくらしの現場は、配られる布マスクと手作りマスクで何とかしのぎ、医療現場を支えていきたいと思います。