パラスポーツの振興を!
4年ほど前、千葉市を拠点に活動する車椅子バスケットボールのチーム「千葉ホークス」の杉山監督と懇談させて頂く機会がありました。そこでは、「障害者スポーツ団体の声を聞き、集約しくれる組織がない」といったことが話題となりました。個人的に調査したところ、千葉市では、多くの政令市に設置されている障害者スポーツ協会が存在しないことが判明(図表の通り)。市内の活動団体の実態把握すらできていない状況にあることを問題視し、H26年以降、3度にわたり議会質問で協会組織の設立を訴えて参りました。
先の議会では、改めてその後の状況を質問したところ、「パラスポーツの推進組織については、千葉市体育協会と千葉市スポーツ振興財団との業務統合を検討する中で、合わせて検討してきた。H31年4月1日の設立を目途に調整を進めている。」との答弁を得ました。
あれから4年、オリパラまであと2年弱。今後のパラスポーツの発展・振興にご注目ください!
千葉市のWi-Fi環境 更に充実へ!
Wi―Fiは、通信環境を気にせずに安心してインターネットに接続でき、ネット利用者や訪日外国人からのニーズが高いのみならず、災害時でもアクセスしやすいことから、非常時の有効な通信手段にもなります。公共施設や集客施設を中心に整備を進める自治体が広がるなか、オリンピック・パラリンピックの競技開催都市として、更なる充実が図られるよう課題提起し、拡充を求めてまいりました。
その結果本年4月以降、全ての公民館(47館)で整備されるなど、現時点で中央図書館を含む60箇所の公共施設で利用可能となっております。また、中心市街地においては、民間主導による「おもてなしWi-Fi」の普及など、Wi-Fi環境の整備促進策が進められております。
さて全国の政令市では、写真のように、その都市の名を冠した「City Wi-Fi」が実に16/20都市で導入されております。昨年来、千葉市においても同様の取り組みを求めてきたところ、先の議会質問で「利便性向上を図る最適な手法を検討していく」との前向きな答弁がありました。近い将来に実現すべく、引き続き取り組んでまいります。今後の展開にご注目下さい。
その他、大規模災害発生時に避難者が安否情報や支援情報などを速やかに収集・伝達できるようにするため、避難所へのWi-Fi設置は今や必須課題であります。今回の議会質問で問うたところ、「現在、避難所274箇所のうち、公民館及びコミュニティセンターなど計56箇所に整備され、災害時は避難者に開放される。小中学校等の避難所168箇所については、2020年1月に環境整備することを予定している。その他の50箇所についても、整備手法等の検討を進めていく。」との答弁を得ました。
学校へのエアコン設置
先週、第三回定例会が閉会しました。数ある話題の中で、まずはこれ。
千葉市ではこれまで、大規模改造、外壁改修などの老朽化対策、及びトイレ改修(洋式化)を優先し、エアコンについては、窓を閉め切りにして授業や部活動を行わなければならない音楽室や特別支援学級に優先的に設置を進めてきました。(昨年度に中学校が完了し、今年度から4年間で小学校へ設置する予定でした。)また、普通教室への設置については、既に学校教育審議会に諮問しており、その答申を受けて検討することとなっておりました。
しかしながら、今年の猛暑は災害にも匹敵するような暑さであり、こうした状況が今後数年続くことも予測されるなか、児童・生徒の健康を守るうえでも、普通教室のエアコン整備は必須であります。
今議会では、今夏の猛暑や文科省による学校環境衛生基準の変更、学校教育審議会の議論状況を総合的に判断し、普通教室へのエアコン導入に向け基本計画を策定すべく補正予算が計上されました。
166校、約2,400教室に及ぶ規模であり、2020年度の完了が目標とされておりますが、可能な限りの前倒しがなされるよう、全力を尽くしてまいります。
※写真は、学校へのエアコン設置について市長と懇談した際(8月)のものです。