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千葉市 酒井伸二
sakai@chibashi.com

Archive for 2014年 3月

 平成26年度の予算案は、過去最高規模の7,987億円(一般会計、特別会計の合計)となりました。約一ヶ月間の審議を経て、(様々な議論の末)賛成多数で可決されました。

 その新年度予算には、私自身がこれまでに議会質問等、議会活動を通じて行ってきた政策提案、各種要望活動が実を結び、多くの政策が実施されることとなりました。その主な内容は以下の通りです。

<総務局>

・業務継続計画(BCP)の策定    14,800千円

・被災者支援システムの整備    14,000千円

・避難所への備蓄倉庫設置(30箇所)    15,000千円

 

<総合政策局>

・東京オリンピック・パラリンピックプロジェクト推進本部事業    700千円

 

<市民局>

・車いす対応多目的コートの整備    20,000千円

・障がい者スポーツ指導者の養成講座開催    440千円

 

<保健福祉局>

・介護支援ボランティアの拡充    4,200千円

・避難行動支援者名簿の作成    11,000千円

・集団認知行動療法などうつ病対策事業    11,800千円

・緊急通報システムの再整備    64,100千円

 

<こども未来局>

・子ども医療費助成の拡充(通院:中学3年生まで拡充)    2,796,600千円

・子育て支援コンシェルジュの配置拡充    12,300千円

 

<環境局>

・航空機騒音対策への取り組み強化    10,400千円

 

<経済農政局>

・プレミアム商品券の発行    90,000千円

・集客プロモーションの推進強化    11,400千円

 

<都市局>

・千葉駅周辺の活性化グランドデザインの策定    15,000千円

・「京葉線」と「りんかい線」との直通運転の促進に向けた調査    10,000千円

・蘇我駅東口駅前広場再整備に向けた計画策定    10,500千円

 

<建設局>

・カラー舗装など、通学路の安全対策    40,000千円

・大網街道踏切への歩道設置    183,000千円

 

<消防局>

・(救急搬送時間の短縮化のための)救急情報共有端末の導入    7,000千円

 

<教育委員会>

・非構造部材等の耐震対策    1,637,000千円

・少人数学習指導員配置の拡充    61,800千円

・いじめ等の対策及び調査委員会の設置    3,900千円

・学校支援地域本部の推進    220千円

■中央区(地域)の諸問題について

◆生実町への街区公園の整備

 生実町は、市内でも特に公園施設の少ない優先度の高い地域にも指定されております。平成19年以降、何度か質問をしてまいりましたが、改めてその後の状況を伺いました。

 答弁では、「公園整備の必要性を認識しており、昨年3月に個人の方から約2,500㎡の土地を寄付頂いたことから、第2次実施計画の策定にあわせて検討していく。」とのことでありました。

◆踏切への歩道設置

 長年に渡り予算要望を続けております、大網街道踏切(若草と南町の境目、写真①)と西雷踏切(浜野町、写真②)への歩道設置について質問を致しました。

 前者については新年度上半期に着手し、年度末までに完了予定であり、後者については基本的事項について協議を行っており、前者の工事完了後に早期着手できるよう協議・調整していくとの答弁がありました。                       

◆旧農業用水路の道路活用

 蘇我、塩田、浜野といった地域には、農業用水路として使われていた水路が多く点在しております。通行上支障をきたしている地点もあり、地域からは整備の上、道路として活用して欲しいといった要望を頂いております。

 そこで、歩道としての活用が求められている蘇我一丁目35番地先の水路について(写真③)、及び車両の相互通行に支障をきたしている塩田町367番地先から624番地先に至る水路(写真④)の整備方針を伺いました。

 前者については新年度に歩道として整備し、後者については都市計画道路塩田町誉田町線の街路整備の進捗に合わせて道路整備を行っていくとの答弁がありました。

■安全安心の道路づくりについて

◆道路舗装のアセットマネジメント

 東日本大震災からちょうど3年。その後も続く余震等の影響からか、至るところで道路のひび割れや通行に支障をきたす凹凸、振動に関する改善要望に出くわします。

 中でも、バスや大型車などの交通量が多い幹線道路沿いにおいては特に著しく、総合的かつ計画的な対策が必要であります。

 そこで、中長期の視点に立ち、対処療法型の維持管理から予防保全型に切り替えることでトータルコストの縮減を図る“道路舗装のアセットマネジメント”に取り組むよう求めたところ、当局からは「新年度に取り組む」との答弁がありました。

◆自転車事故対策

 全国的にも自転車利用の広がりに伴い自転車事故が増加しているため、自転車レーンの整備促進、自転車保険の加入促進、(コンビニ等への空気入れ配備など)メンテナンス環境の整備、そしてそれらを包含する条例の制定などを求めました。

 「平成28年度中の条例制定を目指す」との答弁がありました。

 また、蘇我駅へアクセスする南町大森町線1.0キロmなど8.3キロmの自転車レーンが新年度に新設されることとなります。

◆通学路の安全対策

 平成24年から始まった(警察、市、学校による)合同点検により、安全対策の実施が格段に進んだことが確認できました。

(実施箇所~H23:14ヵ所、H24:41ヵ所、H25:104ヵ所。一定のエリアをゾーンと捉え、そのゾーンを走行する際は時速を30キロに抑制させる「ゾーン30」は27ヵ所を設定し13ヵ所で整備済み。)

 一方で、県外(特に東京)から越されてきた方からすると、本市はまだまだ遅れているようであります。

 例えば京都市では、路肩のカラー化について小学校から半径200mをゾーンと捉え、総延長で既に100キロmの整備を終えております。

 本市は本年度までに9.6キロmにとどまっており、一層の取り組み強化を求めました。

■支え合いの地域社会づくりと見守りネットワークについて

 孤立化しつつある高齢者をいかに地域で支え、見守っていくのか。地域活動が活発か否かといった地域力の強弱に極力左右されず、持続可能な仕組みづくりが必要であります。

 国ではそうした視点に立ち、医療、介護等の基幹事業とこれら生活支援を一体と捉え、支え合いの仕組みを構築すべく地域包括ケアシステムの確立を急いでおります。千葉市においてもその流れを汲み、一昨年、中核となる“あんしんケアセンター(民間委託)”を24箇所へと倍増させ、民生委員や町内自治会とのネットワーク形成に取り組んでおります。

◆あんしんケアセンターの支援強化を

 改めて整理してみたところ、あんしんケアセンターの担当圏域と既存の地域団体との関係は輻輳的になっております。(中央区では)民生委員の一地区に対し3つのセンターがかぶっているところもあれば、5つのセンターの内3つのセンターが4つの中学校区を担当圏域としております。

 利用者目線に立った配置の為、致し方ない部分もありますが、ネットワークとしては複雑であり(民間機関の立場で)地域との関係性を深めていくことは容易ではないと指摘しました。

 その上で、同センターを行政として責任を持って支援する仕組み(基幹組織の設置)を求めたところ、「(まずは)本庁・区・センター間の会議開催と、区ごとの協議会設置に取り組む」との答弁がありました。

◆民間事業者との協力強化

 地域での見守り推進にあたっては、民間事業者の協力・参画が必須であります。千葉市では、昨年7月からライフライン事業者等と連携した孤独死防止通報制度を開始しておりますが、これまでに8件の通報実績があったとのこと。現在16の協力事業者に留まっており、郵便事業者や県水道局など、更なる協力事業者拡大を求めました。

◆緊急通報システムの刷新

 一人暮らし高齢者の自宅に設置し、急病等に対応する緊急通報システムについては、ホームセキュリティ事業者の台頭や技術の発達により、近年では安否センサー等を活用したサービスが主流となっております。千葉市では平成6年以降同一事業者への委託が続いていることから、(毎年度の委託業者の選定にあたっては)プロポーサル方式を活用するなどシステムの刷新を図るべきと訴えてきました。

 当局からは、「新年度より(365日24時間体制、30分以内の駆けつけ、安否センサーの設置などを条件とし)新たな事業者選定に取り組む」との答弁がありました。

■東京オリンピック・パラリンピックの活用について

◆プロジェクト推進本部について

 IOC・国際オリンピック委員会では、開催地は長期的・持続的な良い遺産を残すべきであるとして、“オリンピック・レガシー”という概念を提唱しております。(レガシーとは遺産という意味。)

 2003年にはオリンピック憲章にも規定され、開催を希望する都市はその具体計画の提出を求められるようにまでなっております。

 千葉市においても、キャンプ誘致などに取り組むこととなっておりますが、大会後も継続される効果を得るべく、こうした“オリンピック・レガシー”の策定が必要であると訴えました。

 当局からは、「今後策定する基本方針の中に反映できるよう検討していく」との答弁がありました。

◆インバウンド(海外観光客の誘致)の推進について

 経済効果が極めて大きい国際会議等の誘致、MICEの推進について。また、(昨年末には「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり)「食」をテーマとする集客観光への取り組みなどについて質問を行いました。

 前者については、ユニークベニュー(=近年MICE誘致にあたって求められている重要な要素の一つ。特別感や地域特性を演出するもので、例えば福岡市では、福岡城址である公園でのウェルカムパーティーや、商店街を貸しきっての市民交流などが行われている。)の開発を求めました。

 また後者については、和食店のリストアップや日本料理店との連携、市内各店舗における看板やメニューの外国語標記の支援、更には、千葉市は海苔の消費が日本一であることから何らかの活用法の検討を求めました。

 千葉市では現在、車いす競技をはじめとする障がい者スポーツの振興に取り組んでおります。東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、一層の振興が期待されるところですが課題も多いのが実情です。

◆施設及び指導者の不足

 我が国における障がい者スポーツを取り巻く環境は依然として厳しく、一般的には施設及び指導者の不足が指摘されております。

 千葉市においても、主に県障がい者レクリエーションセンター(天台)、ハーモニープラザ(千葉寺)が利用されておりますが、2~3ヶ月先まで予約はいっぱいです。また、指導者数においても、他市と比較すると必ずしも多くないのが実情です。

 こうした現状を訴え、新年度からは千葉ポートアリーナにおいて車いす競技に対応できる多目的コートが整備される他、その他の施設についても管理運営が改められる見込みです。また、指導者の養成講座も開催されることとなりました。

◆障がい者スポーツ協会の設立を!

 障がい者スポーツ団体の実情やそれぞれが抱える課題を的確に把握し、より効果的に活動を支援していくためには、協会組織の存在が不可欠であると考えます。(現に、多くの政令指定都市には協会組織があります。)

 今回の一般質問において協会の設立を求めたところ、「本市の障がい者スポーツの振興に寄与するものであり、障がい者スポーツ関係者などと意見交換を行っていく。」との答弁がありました。実現に向け、引き続き取り組んでまいります。今後の動向にご注目下さい。

 第一回定例会(2月20日~3月18日)において、3月13日に一般質問を行いました。質問テーマは以下の通りです。

1.東京オリンピック・パラリンピックの活用について

2.支え合いの地域社会づくりと見守りネットワークについて

3.安全安心の道路づくりについて

4.中央区の諸問題について

なお、質問の模様は、市役所ホームページの「千葉市議会」-「議会中継」-「録画放映」において動画がご覧になれます。是非一度、ご覧下さい。(http://www.city.chiba.jp/