「みんなの学校」というドキュメンタリー映画を知っていますか?
東久留米市手をつなぐ親の会主催による上映会で、2部は、その映画撮影時の校長先生の講演があり、これを絶対聴きたい!と思って行ってきました。
「みんなの学校」とは、大阪にある公立の小学校が、生徒が多すぎてしまい対策として現小学校の隣町に新しくできた学校「青空小学校」が舞台となっています。
全生徒260名に対して、心身障害児が50名を超えているのが特徴です。
撮影の裏話も聞かせていただきました。
関西テレビの密着取材に対して、監督他スタッフも一緒に学んでもらうことが条件と。
撮影が終わり子どもが校長先生に「この撮影で誰が一番変わったか先生わかるか」と。
児童:「それは監督や」
校長:「なんでそう思う?」
児童:「最初は僕ら見てうっとしい顔してた。でも終わる頃は顔が変わった」
「見ててみい、もうじき泣くで」
校長:「なんで泣くぅ」
児童:「心が動くからや」
この学校にはマニュアルがない。
現場で子どもたちと作ってきた。
子どもの事実を見てきただけで、子ども達が安心して学べる場を作ることが責任と思うと。
この学校に校則はないが、ただ一つだけの約束がある
「人がいやがることはやらない、いわない」
当たり前ですが、なかなか実践できないのではと感じました。
でもここでは「やり直し」がいつでもでき、それをみんなが受け止めてくれる。
ここでしか聞けない話として、映画の中の子どもたちが今どうしているのか。
そんな話もしてくださいました。
中学に行った彼らに、様々なカルチャーショックが…。
他小学校から来た生徒たちが、青空小学校の生徒に「なんでお前らと一緒の教室なのか、うろうろ動いてたら集中できなく勉強できない、普通は別の教室にいるだろ等々」
障害を持った子に浴びせられたそれらの声に、一緒に学んだ障害を持たない子たちは
〇〇ちゃんが可哀そう、とは思わなかったと。
そんなことをいう人たちは、そんな風にしか思えなくて可哀そうだと思ったと。
青空小学校で一緒に学んだ子どもたちは、〇〇ちゃんは障害があると思って今までいたわけではない。
ただいつも一緒にいることが当たり前のこと。
校長先生が、講演の始めに「障害ってなにか説明できる方いますか?」と。
「私はいまだにわからない」と。
「障害」は病気ですか?治すものですか?
最近ではやっと、「障害」は「個性」といっています。
「個性」ならば、伸ばすのが普通ですよねと。
学校では「特別支援教室」で、彼らに特別に分けて教育をしているが、これは本当に本人のためになっているのか?
彼らはいずれ社会に出て生活をしなくてはならない。
その時、どう社会の中で生きていくか、これを学ぶことが大事ではないか。
本当の教育は、彼らを取り巻くまわりの子ども、大人を、育てることではないのか。
もしかしたら「障害者」という分け隔てをつくっているのは大人ではないのか。
学校では、障害児のために配慮をしています、インクルーシブ教育を実践しています、と言います。
私も相談をいただいていますが、現実に、今学校に行けない子がいます。
私たちは「障害」について、きちんと正面で向き合っていないのではないでしょうか。
今まで関わって取り上げてもきましたが、恥ずかしい限りです。
今日の講演は最初から胸に刺さりっぱなしで、いつの間にか2時間半も経過していましたが足りないくらいでした。
なので、ブログにも書き切れません…。
「みんなの学校」の映画は2度目の鑑賞で、一度目は衝撃でほぼ初めから涙ボロボロだったので、今日は少し冷静に観ることができるだろうと思っていたのですが、やっぱりだめでした。。。
校長先生の話でも…
恥ずかしげもなく、赤い目で帰路につきました。
また機会があれば映画を観たいし、お話もお聴きしたいと思っています。
お花見シーズンを前に、黒目川堤防の一斉清掃に参加しました。
誰でも参加できるもので、各町内会からは役員さんを中心に参加され、子どもや大学生かな?若い方の姿を多く見ました。
ゴミが結構あり、私が多く拾ったのは、犬の糞が入ったビニール袋がいくつもあり、たぶん見た感じ同じ人が捨てたのではと思えてなりません。
川沿いを犬と一緒に散歩するのはとても気持ちがいいと思いますが、このマナーの始末では…。
とても残念です。。。
これから賑わうお花見でも、ぜひゴミの持ち帰りやマナーをよく行っていただきたいと強く思います。
ゴミ収集場所でみなさんと会ったので、声をかけ写真を撮らせていただきました。
大変にお疲れ様でした。