埼玉県東松山市で、社会福祉法人「昴」さんが運営する、グループホームを見学に行ってきました。
同法人は、市内に8ヶ所と深谷市に1ヶ所、計9ヶ所のグループホームがあり、今日は、比較的軽度の障がいの方が利用している、グループホーム「ピアハイム」と全国的にも珍しい、医療的なケアにも対応した重症心身障がいの方のための、ケアホーム「みらい」の2ヶ所を見学させていただきました。
車で伺ったのですが、「みらい」の場所がわからず少し迷ってしまいました。
結局目の前を行ったり来たりしていて、それをお話しすると「実は入口に看板を付けるか迷ったのですが、普通自分の家に看板は立てないですよね。だから、ここも「うち」なのでやめたんです」と。
なるほど…こういう想い大事です。
訪問した時間がお昼前だったので、みなさんは就労継続支援施設やデイサービスなどに行かれていてどなたもいませんでした。
「ピアハイム」は一番最初に新規で設立した後、入居者を募集したそうで、現在定員8名すべて入っているといいます。
また近くには新しくグループホームとするアパートがあり、大家さんも快く使わせていただいているとか、近隣との大きなトラブルもないそうです。
今日案内してくださった方は、同法人の看護師の方で、「みらい」を中心に見ているとのこと。
定員が7名で、ホームに生活を合わせるというものではなく、今まで自宅で生活をしてきたことを変えずに、暮らしの場のみ、「みらい」に移行するというコンセプトが各自の部屋からもとてもよく見えていました。
さらに感心した点は、医療的ケアの体制です。
介護職と医療職との連携がうまく取れていると感じました。
それは、法人の内に看護師がいるということが、お互いのクッション役になっているのではないかと思いました。
それらは、今まで様々、試行錯誤し工夫し築きあげてきたものであると。
懇談するなかで、本当に情熱を感じました。
同法人の理念でもある「地域での暮らし」
ここの軸がぶれていないと思います。
お言葉をお借りするなら…
~これまで昴が目指してきたものは、「障害のある人が、障害の状態や介護度の高い低いによって地域での生活が出来るかどうかを決めるのではなく、希望すれば誰でも地域での暮らしを選び暮らすこと」を支えるサービスを提供することと、それを支えるまちづくりでした。~
私も賛同するところです。
これらはホームページ等をみれば明記されていることですが、やはり直にお聴きすることは全然違います。
今日伺ったことで、朝霞市の障害支援施策にまたさらに、少しでもお役に立たせていただこうと強く思いました。
今日は私一人で伺ったにも関わらず、貴重な時間を割いて説明いただき本当にありがとうございました。
帰りには、移動の際紹介いただいた、同法人運営の就労継続B型のレストラン「RICE ON RICE」によりお昼を食べました。
ごちそうさまでした!