Archive for 2011年 10月
尼崎市や兵庫県における保険鍼灸の普及に尽力された「福元先生を偲ぶ会」が開催されました。多くの人が参列し、先生のエピソードを紹介。福元先生の交流の広さやお人柄を知る機会となりました。家族の方々も大変喜び、先生の社会でのご活躍を知ったことと思います。
福元先生が亡くなったとの知らせを聞いて、最後にお会いした時のことが思い出されました。あれは、6月26日の日曜日、クボタの近くを歩いていると、向こうから自転車に乗った先生が近づいて来られました。「福元先生!」と声をかけると、下を向いていた顔がこちらを見て、自転車から降り「こんにちは」と言葉少なく答えたのです。いつものような笑顔はなかったので「退院されたのですか?もう身体のほうはいいんですか?」と尋ねると、「はい。そのうちまたゆっくり。」と言い残して自転車に乗っていきました。その後ろ姿を見送ったのが最後でした。
平成5年、保険鍼灸を普及させるため「尼崎健康市民大学」がスタートしました。その時、参加して以来のお付き合いをさせていただきました。あれから18年、当時からの交流を続けていた議員は私一人です。その間、県内で保険鍼灸を広めるため、西宮や淡路島の議員さんを紹介したり、一緒に国会議員を訪ねて陳情したり、いろいろな思い出があります。ある時、理由は忘れましたが、お互いの誤解によりお付き合いが途切れそうになったことがありました。その時に、会って話し合ったことを覚えています。「お互い誠意には誠意を持ってお付き合いしましょう」二人とも同じ思いでした。心が通った気がしました。それからは気持ちのいい交流が続きました。私を見ると、いつも「眉間にしわができてますよ。リラックスして。」と身体のことを気遣っていただき感謝していました。鍼灸センターにも通い、お世話になったこともあります。
数多くの人が、福元先生との思い出があるでしょう。人間、いつかは寿命が無くなります。いつまでもこの世で一緒にいることはできません。しかし、自分が生きている限りは、思い出はいつまでも自分の心にあります。これからはそれを大事にしていきたいと考えています。
福元先生、お疲れ様でした。




