8月17日、熊本市動物愛護センターを視察しました。今回の訪問の目的は、愛護センターが目指している「殺処分ゼロをめざして」奮闘している松崎所長をはじめとして、センター職員の皆様と直接会って話をすることでした。というのも、阪神間においては、熊本市の「殺処分ゼロ」は嘘だと言っている愛護動物関係者がいるからです。「引き取りを拒否している。だからゼロに近いんだ」などの声があります。その真意を確かめるための訪問でした。結論から云うと、決して引き取りを拒否しているわけではないということです。引き取ることは簡単ですが、引き取らないほうが努力jが入ります。拒否をするのではなく、動物を愛護するとはどういうことか。飼い主の責任は。動物にとって何が一番大事なのか。動物を持ち込んだ人、センターの職員が一緒になって悩み、考えて結論を導いているのです。そこには涙ぐましい努力と職員の動物愛護に関する意識があります。ボランティアに負担がのしかからないように、職員が自宅に連れて帰り面倒を見る場合もあります。とにかく、今の熊本市動物愛護センターは松崎所長を先頭に、全職員が一体となって仕事をしているという印象を持ちました。
「引き取りを拒否していると思っている人はぜひここに来てください」と松崎所長は自信を持って述べていました。無責任なマスコミや評論家、議員も、一度、熊本市へ行って自分の目で見、耳で聞き、肌で触れてください。「調査なくして発言なし」です。