バックナンバー 2011年 7月

 ・東北から地域再生の槌音が聞こえてくる。誰に言われるわけ

でもなく、住民自らが立ち上がったのだ!彼らは被災者であり、

未だ避難所生活を余儀なくされ、義援金さえも届かぬまま生活に

困窮する中、自ら立ち上がったのだ。

 この間、「国は何をしたのか」未だ終息のめども立たない福島原発。にもかかわらず、

 「脱・原発」か否かを問うて、日本のエネルギー政策を訴えている。

 総理は、「いま一番苦しんでるのは誰か?」わかっているのだろうか。おそらく心で

 一番苦しんでるのは「わたしです。」と言ってはいまいか。あまりにも

国政と被災地とのギヤップができてしまった。今の「牛肉汚染」の問題

にしても、保障の問題となると被災地だけで済むのか?それにもまして

被災者の心のケアはどうなるのか?慰謝料としてすべて保証できるの

か?まずそれをしなくて「日本の未来」はない。

 ・世界を席巻した 「なでしこジャパン」 のメンバーが 凱旋

帰国した。帰って来るなり報道人の山々 記者会見 テレビ

出演 それも ひとつやふたつではない。睡眠時間も1時間

と言っていた。テレビでは 好き勝手な事を聞かれ 笑顔で

答えている。さらには 次のオリンピックも期待をかけられる。

 男子サッカーと女子では かなり待遇が違うと聞く。今回の偉業は 以前から

日本のスポーツ選手に対する待遇を改善する機会です。これからの「なでしこ」

につづく若い人たちのためにも 東日本大震災で被災した方たちの”心のケア”

も しっかり評価してほしい。これは本当に大きな貢献である!

 ・日本の総理は、高らかに”脱原発”をうたった。

しかし、閣内では充分な議論がなされてない。

日本という国は、ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ

被爆国と構図のように描かれていく。ヒロシマ

ナガサキと、フクシマは違うという。しかし、次々と明るみに出てくる

「内部被爆」の報告。被爆量が違う、かたや”原子爆弾”かたや”原発

事故”誰かが反論する。それは「第三者の理論」で、被災地の方々、

特に幼少の子供たちを持つ親御さんにとって”安心・安全”とはとても

思えない。ある学者は安全といい、またある学者は危険という。報道も

両極にある。一日も早く、お母さんの不安を解いてあげたい!

 

 ・FIFA女子ワールドカップ準決勝 「日本対スウェーデン」の

開会式の模様。両国キャプテンがそれぞれ「人種差別反対」

の宣言書を読み上げた。さすが”女性の力”はすごいと改めて

感心した。ワールドカップという世界の祭典を舞台に、全世界

に向けて発信したのだ。基本的人権問題の最たるものの中でも「人種差別問題」は

未だに解決できていない。こうした問題に具体的な行動がとれるのは、やはり女性

だ。今の混迷した日本を救うのも女性の力にほかならない。

 がんばれ!日本!!「なでしこジャパン」金メダル目指してゴール!

 ・7月10日(日) 森川花ハス田において恒例の

「蓮見の会」が行われた。今年は、例年と違った

のは「信長生誕を育む会」の”うつけ隊”による

「うつけ囃・えこまいか」が披露されたことだ。

 この日に合わせたように咲き誇った”蓮の花”をバックに華麗な

 踊りが披露された。信長役の彼は、足の怪我をおして踊って

 くれいた。愛西市の新しい「観光協会」への足掛かりとなるイベ

 ントになった。「蓮見の会」終了後には、カメラ愛好家たちから

 の要望にも答えていただき、さらに場所を移動して「立田道の

 駅」でも踊っていただいた。「信長生誕を育む会」のみなさんに

 感謝したい。

   蓮華の王子

 一面に広がる 蓮の花 ここは天国か それとも地獄か・・・・
 いやまて 地獄のはずはなかろう この高貴な花は 天上国にしか 咲かぬ

 蓮華の園に舞い降りた 一人の王子 そして 姫たち
 一瞬にして その場を かぐわしき香りと 華やかな 舞の舞台と化す

 けなげな姫たちは 可憐な蓮のごとく あたりを取り巻く
 その中央には 凛とした 蓮華の王子

 汚泥のように 汚れた世界の中で 常に 清らかな花を咲かせる 「如蓮華在水」
 誕生した その時より すでに 花と実をもつ不思議 「因果具時」

 彼の舞に 人々は 酔いしれる
 姫たちの舞に 花々も 咲き誇る

 この日の 蓮見の宴は 神々しく 光を放ち 見る人すべてを 天上国へと誘う

    ※ 7月10日 生まれの「うつけ隊」 織田信長に贈る

 ・前にも話したと思うが、中国の「孔子」の言葉で”九思一言”

とある。「一言話をするのに、9回思いを巡らせて相手に失礼

のない言葉を選ぶ」というのだ。

 先の復興相、結局自身の発言に対して責任をとる形で辞任

した。「それで済むのか!」と国民皆が思っただろう。それ以前に、被災地の皆様

方にはもう、政府の言葉が信じられないのではないか?

 言葉は時として非情な「暴力」になる。殴られれば体が痛む。しかし、言葉の暴力

は心を傷つけ、時として回復不可能となる。

 一国をつかさどる者ならば、立場はどうあれ、言葉で人を傷つけてはならない!

 ・東日本大震災の被災者の皆さんが、待ちに待った「復興相」

の誕生。担当大臣が現地入りして言った言葉に耳を疑った。

「命令口調」「暴言」「恫喝」およそ政治家とは思えない発言の数々。

次の日になっての謝罪の言葉が信じられない。「自分は九州の

人間なので・・・・。」「自分はB型なので・・・・・。」全くの”自己中”。九州の人やB型の人へ

の侮辱だ。復興相を2度ことわってなったそうだが、国民のましてや被災者の目から見た

ら最低の人間だ。こんな人物しか出せない与党は終わりだ。「政治家は国民の下僕だ」

国民に使えるのが政治家であって、この一連の発言には、政治家との認識が全くない。

あまりにも被災者の方々に申し訳ない。国民として恥ずかしい。情けない・・・・。

 

・市の行政と市民の間には、まだまだ隔たりがある。議会も同じ。

会社員の頃、トヨタ系の会社にいた関係上、トヨタの経営システ

ム。いわゆる「カンバン方式」「ムリ・ムダ・ムラをなくす」等々、

学んだものだ。その中の1つに「見える化」も含まれる。

トヨタは基本的には「現場第一主義」である。だれが、どの職場に、いつ来ても

その職場が、どのような目的を持ち、どの仕事を、いつまでに、どれだけやる

のかが、すぐわかる状態にしておくこと。簡単に言えば、それが「見える化」で

ある。これを行政に持ち出すと、「いかがなものか」という輩が現れる。

しかし、現在の国政を見ても全く先が見えない。ここはひとつ、「トヨタ経営方

式」を国会で取り上げ、トヨタの経営陣を閣僚に入れ抜本改革をするのもいい

かもしれない。国の経営も企業並みに節制をしなくては進まなない・・・・。

本来、”事業仕分け”がそれではないか!口先だけの与党にはついていけない。

もっと国民に見える政治をお願いしたい。

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愛西市 竹村仁司
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