一時は、東北の復興に向け、また「ねじれ国会」の
打開のために”大連立構想”もあるやに思われた。
しかし、今回の新体制は「総裁延命人事」と言っても
過言ではない。それも総裁のみならず、与党延命と言える。新設の担当
大臣に自民党から入閣したと言っても”一人” これでは 民主・自民・公
明3党による政策調整もなんだったのか?民主党の財政政策の看板で
ある「行政刷新委員会」も枝野官房長官の兼任では、行政の大胆な見
直しによる財源の捻出は望めない。聞こえてくるのは、「大増税の合唱」
だ。信念のない総理・信念のない与党、震災を理由に自分たちの保身
では、被災者に寄り添う政治など到底できない。