一時は、東北の復興に向け、また「ねじれ国会」の
打開のために”大連立構想”もあるやに思われた。
しかし、今回の新体制は「総裁延命人事」と言っても
過言ではない。それも総裁のみならず、与党延命と言える。新設の担当
大臣に自民党から入閣したと言っても”一人” これでは 民主・自民・公
明3党による政策調整もなんだったのか?民主党の財政政策の看板で
ある「行政刷新委員会」も枝野官房長官の兼任では、行政の大胆な見
直しによる財源の捻出は望めない。聞こえてくるのは、「大増税の合唱」
だ。信念のない総理・信念のない与党、震災を理由に自分たちの保身
では、被災者に寄り添う政治など到底できない。
活動が始まった。6月の初めての本会議での「一般質問」地に足が
つかず、原稿棒読みの質問だった。今月の6月で5回の「一般質問」を
おえられた。全本会議で質問をしたことになる。新人議員では自分ひとり
であった。回を重ねるごとに議場の雰囲気にもなれ、制限時間の一時間をフルに使っての質問が
多かった。先輩議員からの励ましとして「現場を見ずして質問なし」のことばを肝に銘じ、現場に赴き
調査をし、資料・データを整えての質問に徹した。もう一つ、できる限り市民の皆さんからの要望・意見
からテーマを決め、市民の声を反映するものとした。しかし、決められた時間内で当局から納得のいく
答えを導き出すのは”至難の業”である。まだまだ慣れたとは言えないし、慣れてしまうことは、逆に
怖い事でいつまでも緊張感を持つづけていきたい。
ましてや、東日本大震災の被災者の方たちとは心も通わない。
まずは、政権与党が団結をしてこの国難を乗り越えなくてはいけない。
それなのに一昨日未明まで与党内で不信任案可決、党内分裂・新党結成
への道筋をつけ、まさに決行せんとした与党代表代行がいる。
しかし、いざ当日の本会議前の「代議士会」で流れが変わるや否や、本会議を欠席。その取り巻きも
そうだ。与党で賛成したのは2人(正式には1人)。私は、この2人を讃えたい。
政治家として自身の信念を貫いたと言える。与党からは除名されるだろうが、正義の勲章だ。
野党にも東電と癒着している輩がいる。国民の生命の安心・安全に邁進できないような政治家は
与野党関係なく辞職すべきだ。