本日の公明新聞に掲載!!
街頭演説
中・高生による模擬議会
鹿児島県本部夏季議員研修会
絵本とわたしの物語展
重富海水浴場の海開き
くも合戦大会
ご挨拶まわり
特別支援学級の開設
鹿児島県姶良市加治木町の市立竜門小学校(肱岡修平校長)に4月から、発達障がいのある児童のための特別支援学級「いちょう学級」が開設され、関係者から喜ばれている。同学級の開設を働き掛けてきた市議会公明党の新福愛子、竹下日出志の両議員がこのほど同校を訪れ、同学級の授業を参観した。
同校は、山間地にある児童数75人の小さな学校。同学級は、既存の校舎に余裕がないことから、管理教室棟に隣接して平屋建てプレハブ教室(面積約41平方メートル)を新築し開設したもので、今春入学の女児1人が在籍。この日も、学級担任とのマンツーマンによる授業が行われていた。
同学級開設のきっかけは昨年2月、障がい児を持つ1人の母親から新福議員(当時、加治木町議)に寄せられた相談。内容は「障がいのある娘が来春、小学生になるが校区の竜門小学校に特別支援学級がなく困っている。町教育委員会に開設を要望しても、『対象児童が2人以上いないと開設できない』との条件が壁となって前に進まない」というものだった。
新福議員は早速、町長に母親の切実な思いを届ける一方、市誕生(同3月)後は女児の両親を伴い市教育長に同学級設置を強く申し入れた。その際、同議員は、同小学校が校区外から児童を受け入れる特認校であることに触れ、「今後、対象児童の増加も見込まれ、地域活性化にも役立つ」と同学級開設の必要性を訴えていた。
こうした粘り強い取り組みが功を奏し、昨年12月議会で市が、竜門小学校に特別支援教室を設置するための補正予算を計上した。同教室は、リース会社から5年契約で賃借するもので、契約満了後は市に無償で譲渡される。
肱岡校長は「対象児童が1人のため、学級開設が危ぶまれたが、新福議員らの声が届き開設できた。児童にとっても保護者にとっても本当に良かった」と喜びを語っていた。