2014年11月15日
児童虐待の根絶を訴える山本さん(中央)と樋口氏(右側)ら=15日 大阪・寝屋川市
公明党の山本香苗女性局長(参院議員)と樋口尚也青年局長(衆院議員)は15日、党大阪府本部が寝屋川市内で開催した「オレンジリボン街頭演説会」に参加し、児童虐待の根絶に力を注ぐ決意を訴えた。
山本さんは「2011年に虐待によって亡くなった51人の子どものうち、約4割がゼロ歳児だった」と指摘した上で、その一因として母親が育て方が分からなかったり、経済的に苦しく地域で孤立していることに言及。公明党の推進で妊娠や子育てに関する悩みをワンストップで相談できるモデル事業を、堺市のほか全国約30カ所で実施していることを紹介し、「来年度には150カ所に増やしたい」と力説した。
樋口氏は、虐待の相談件数が昨年、過去最多の7万件を超えたことに触れ、虐待の防止には(1)事前防止(2)早期発見(3)早期保護――の3点がポイントだと述べ、これらに重点的に取り組む考えを強調した。