2008年08月20日小松エスト跡地売却 ウオロクに決定

柏崎市が提案型公募売却を予定していた、市内宝町の小松エスト跡地売却の優先交渉権者を、県内にスーパーマーケットやホームセンターを展開している株式会社ウオロクに決定。



スーパーマーケットを核店舗にした商業施設と医療施設を整備し、市民の生活拠点などを目指す計画。市は今後、市議会9月定例会に土地売買契約議案を提出するなど、手続きを進めていくとしている。


 小松跡地(写真 駅前ホテルより)は広さ約6.2ヘクタール。コンパクトシティー構想に基づき、中心市街地のにぎわいと活力創出を目的に、土地利用提案型による民間への売却を7月に公募した。
ウオロクの計画は、総床面積2万3195平方メートルの平屋建物を建設し、スーパーマーケットのほか、ホームセンター、飲食店を併設。生鮮3品の売り場面積2310平方メートル。商業テナントは地元優先で誘致するという。また、医療施設には整形外科と、歯科または眼科、内科または小児科を設ける。駐車場1110台。市の都市計画の見直し後、2年以内の事業開始を義務付けている。


 今回の公募にはウオロクの単独提案と、日生不動産(新潟市)・アークランドサカモト(三条市)の共同提案の2件の応募があった。
いずれもスーパーマーケットやホームセンター中心の商業開発計画。
市が設置をした選定審査会では、まちづくりへの貢献、土地利用・施設計画などを市の募集要項により審査し、点数による評価を行った。
選定審査会の評価は、ウオロク=315.7点、日生不動産・アークランドサカモト=386点で2件とも基準評価得点を満たす「合格者」として18日に答申ていた。 公募要項の規定によって、23億6千万円で入札したウオロクを市が決定した。 入札金額の差は1000万円。


選定審査会長の談話には、「多くのテナントについて医療関係について進出の内諾に至らず」とある、景気動向の変化が開発計画に影響しないか心配である。
また、新たな大型スーパーの進出による周辺既存のスパーへの影響を懸念する声もある。特に駅前・裏のスパーへの影響が大きいのではないか。


柏崎のまちづくりの大きな柱の一つである駅周辺の再開発の計画である。提案の開発計画が柏崎のまちづくりに寄与することを期待する。

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