
平和外交と青年政策に手腕 参院選の初当選から5年半。尽きせぬ感謝の思いを胸に、現場の「小さな声」を拾い上げ、政治を動かしてきた青年リーダー。
生まれは大阪府内の“下町”。大学時代はアルバイトで学費を賄う一方、環境NGO(非政府組織)を立ち上げ、環境保護活動に没頭。外務省に入省後は「省内屈指」といわれた流暢なアラビア語を駆使し、中東各国の日本大使館で勤務。イラク・サマーワでの人道復興支援にも携わった。訪問した国は50カ国。持ち前の国際的視野と行動力を買われ、2年半前には、紛争で深刻化するシリアの周辺国を実地調査。帰国後、難民支援の拡充を政府に迫り実らせた“平和外交のプロ”でもある。
片や全国各地の若者から聴いた声をもとに、ブラック企業対策を首相に提言。「若者雇用促進法」として結実させたのも、この人。地元・大阪の女性から「小児救急電話相談(♯8000)がつながらない」と聞いた際には、即座に地方議員と連携し、相談体制を拡充。その迅速さが話題に。
目標は「大阪・関西の復権による『元気な日本』の構築」。観光、中小企業の振興や、高齢者・子育て世代の支援などを訴え、“伝統の一議席”死守へ疾駆する。
いしかわ・ひろたか 前防衛・内閣府大臣政務官。党中央幹事、同青年委員長、同政務調査会安全保障部会長、同大阪府本部代表代行。参院議員1期。外務省出身。創価大学工学部卒。大阪府豊中市生まれ。妻と1男の3人家族。42歳。